絶滅危惧の地味な虫たち ──失われる自然を求めて (ちくま新書) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 昆は嫌いじゃない(むしろ好き)なのでtalkbackで読み上げさせて、楽しく聞けました。
    きれいな写真は後でしっかり確認。
    ダイビングで小さなエビやカニ、ウミウシを見つけては喜んで写真を撮っていた私にはとても共感できる内容です。
    #わざわざそのために大枚はたいて海外までしょっちゅうダイビングに行っていた。。。

    昆虫の愛にあふれる著者の昆虫の描写がいちいち、「愛らしい」とか、「宝石のようだ」とか、「美しい」とか、まるでワインのソムリエのように巧みに表現していて、聞いていて思わずにっこりしてしまいます。
    後で写真を見ると、これをこう表現したのか〜とまた新たな驚きがw

    でも、この著者、たぶん蜂とかアリの類はそんなに好きじゃないんだろうなと思うのは、蜂とかアリの描写になると、「不恰好」、「異様ないでたち」といった表現が増えてくる。狩りの手法などは褒めているので、生態はリスペクトしつつも、もっと不器用な虫たちのほうがかわいいんだろうな。

    最初から虫の写真がたくさん出てくるので、虫が嫌いな人は開いちゃダメな本w

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著者プロフィール

九州大学 熱帯農学研究センター 博士研究員。
信州大学 大学院 総合工学系研究科 山岳地域環境科学専攻 博士課程修了。 博士(理学)。
著書に『裏山の奇人――野にたゆたう博物学』『アリの巣の生きもの図鑑』(共著)(ともに東海大学出版部)など。

「2016年 『虫のすみか―生きざまは巣にあらわれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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