カササギ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

  • 東京創元社
3.86
  • (58)
  • (102)
  • (71)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 844
感想 : 81
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (367ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 古典的な探偵もの。
    堅苦しい探偵と気さくで冴えない助手のコンビ。片田舎のお屋敷での殺人。馴染みの警部が担当している事件で、主人公達は否応なく巻き込まれて捜査にあたるが…という黄金パターン。
    ただし、主人公の凄絶な経歴と待ち受ける運命が特徴的だ。
    様々な伏線が張り巡らされ、「謎は解けた!」というところで上巻は終わる。まるで「続きはCMの後で!」というバラエティ番組のよう。

    「商売上手だなあ」と思って下巻を手に取ると…?

  • なにか夢中で読み進められる本が読みたくて買ってみた。登場人物が多くて、覚えるのに苦労した。

  • 評判が良いので手に取った。作中作になっていて2つの殺人事件が起きる。ひとつは密室で起きた事故に見えるもので、ひとつは犯行時間が限られている明らかな他殺もの。ひとつ目の犯人を名指ししたところで終わったが、これからどうなるのだろうか。

  • 1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ作品!名探偵アティカス・ピュント・シリーズ最新刊『カササギ殺人事件』の原稿を読み進めた編集者のわたしは激怒する。こんなに腹立たしいことってある? 著者は何を考えているの? 著者に連絡がとれずに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。クラシカルな犯人当てミステリと英国の出版業界ミステリが交錯し、とてつもない仕掛けが炸裂する! 夢中になって読むこと間違いなし、これぞミステリの面白さの原点!

    本作は、名探偵アティカス・ピュントがイギリスの片田舎の屋敷で起こった変死事件とそれに続く殺人事件を解き明かす上巻と、シリーズ作者アラン・コンウェイの新作『カササギ殺人事件』の結末と作者の自殺に疑問を持った女性編集者が謎を追う下巻の2部構成である。上巻の章題は、カササギの数え唄を模した「一羽なら悲しみ、二羽なら喜び。三羽なら娘、四羽なら息子。五羽なら銀で、六羽なら金。七羽ならそれは、明かされたことのない秘密」であり、各部が「悲しみ」「喜び(ジョイ)」「娘」「息子」「銀」「金」に対応し、「明かされたことのない秘密」が欠落したまま下巻へと続く。作者は、未だ誰も挑んだことのない作品を目指し、構想から完成まで15年を要したと語っている。また、作者は『名探偵ポワロ』の脚本家としての経験を持ち、本作はアガサ・クリスティへのオマージュ作品でもある。

    あらすじ
    1955年7月、サマセット州の片田舎にあるパイ屋敷で、家政婦メアリ・ブラキストンが不慮の事故で亡くなり、その葬儀が執り行われた。彼女は屋敷内で階段から転落し、庭園管理人ネヴィル・ブレントによって発見された。事件は事故として処理されたが、彼女の息子ロバートとの公然の口論が原因で、彼が犯人ではないかという噂が広まっていた。この噂に悩まされたロバートの婚約者ジョイ・サンダーリングは、名探偵アティカス・ピュントに相談を持ちかけるが、彼は事件性がなければ関与しないと断る。しかし、その後パイ屋敷で主人サー・マグナス・パイが殺害され、アティカスはこの二つの死に関連があると考え、調査を開始する。

    メアリ・ブラキストンは村の人々の秘密を日記に記しており、彼女の死を歓迎する者もいた。一方、マグナス・パイは広く嫌われており、多くの人物が彼の死から利益を得る立場にあった。その中には、遺産を相続する妻フランシス、追い出された双子の妹クラリッサ、解雇されたブレント、土地売却に反対する牧師などがいた。

    さらに、メアリの葬儀に現れた彼女の元夫マシュー・ブラキストンから、彼女の次男トムの犬が殺されたことやトムの溺死についての情報を得たアティカスは、事件の真相を解明し、メアリの死の真犯人を特定する。

    一方、アティカス・ピュントシリーズの作者アラン・コンウェイの新作『カササギ殺人事件』の結末が失われ、彼の自殺に疑問を持った編集者スーザン・ライランドは、真実を追求することになる。

    登場人物

    上巻 - 1955年の英国、サクスビー・オン・エイヴォン村

    アティカス・ピュント:ドイツ人の名探偵。余命わずか。

    ジェイムズ・フレイザー:アティカスの助手兼秘書。オックスフォード卒。

    サー・マグナス・パイ:准男爵。自宅前の森の開発で村人と対立。

    レディ・フランシス・パイ:マグナスの妻。浮気中。

    ジャック・ダートフォート:レディ・フランシスの浮気相手。

    フレデリック(フレディ)・パイ:マグナスとフランシスの息子。横柄な性格。

    クラリッサ・パイ:マグナスの双子の妹。教師。村人から軽んじられている。

    メアリ・エリザベス・ブラキストン:家政婦。ゴシップ好きで煙たがられる。

    マシュー・ブラキストン:メアリの元夫。電気店経営。

    ロバート(ロブ)・ブラキストン:メアリの長男。自動車修理工。

    トム・ブラキストン:メアリの次男。故人。

    ネヴィル・ジェイ・ブレント:庭園管理人。陰気な独り者。

    アーサー・リーヴ:銀メダル収集家。メアリの友人。

    ロビン・オズボーン:牧師。秘密を抱える。

    ヘンリエッタ(ヘン)・オズボーン:ロビンの妻。

    エミリア・レッドウィング:女医。メアリの遺体を発見。

    アーサー・レッドウィング:エミリアの夫。画家。

    エドガー・レナード:エミリアの父。元医師。

    ジョージー(ジョイ)・サンダーリング:ロバートの婚約者。診療所勤務。

    ジェフ・ウィーヴァー:墓掘り。

    ダイアナ・ウィーヴァー:ジェフの息子の妻。盗難関連の疑い。

    ジョニー・ホワイトヘッド:骨董屋。過去に窃盗団の一味。

    ジェマ・ホワイトヘッド:ジョニーの妻。

    レイモンド・チャブ:警部補。

    下巻 - 現代の英国、ロンドン及びその周辺

    スーザン・ライランド:《クローヴァーリーフ・ブックス》編集者。下巻の主人公兼探偵役。

    チャールズ・クローヴァー:《クローヴァーリーフ・ブックス》CEO。

    ジェマイマ・ハンフリーズ:チャールズの秘書。

    アラン・コンウェイ:ミステリ作家。『カササギ殺人事件』の作者。

    メリッサ・コンウェイ:アランの元妻。

    フレデリック・コンウェイ:アランの息子。

    クレア・ジェンキンズ:アランの姉。原稿仕上げに協力。

    ジェイムズ・テイラー:アランの同性の恋人。

    アンドレアス・パタキス:スーザンの恋人。ギリシャ人教師。

    ケイティ:スーザンの妹。

    マーク・レドモンド:映像関係のプロデューサー。

    ジョン・ホワイト:ヘッジファンド・マネージャー。

    トム・ロブスン:牧師。アランの葬儀で説教。

    ドナルド・リー:ウェイター。元作家志望。

    リチャード・ロック:警視。スーザンに非友好的。

    サジッド・カーン:弁護士。アランの遺言状に関与。

  • ファーザーブラウンが登場しそうな美しい英国の田園風景を背景に、淡々と事件が解き明かされつつ、という感じです。一体、何人が事件に関わるのかと、登場する人数の多さに戸惑いつつ、読んでおります。後半はどのように展開するのか想定を超えた物語になりそうという期待感多々あり、★四つであります。

  • 上巻はただ昔のイギリスで起こったありがちな殺人事件。
    派手なことも起こらないし、探偵が魅力的でもない。
    が、最後「えっここで終わるの?」というところで終わり、下巻からがこの本の面白いところ。

  • 編集者が出来上がった小説の原稿を読むという形でスタート。
    作中作として『カササギ殺人事件』が展開する。

    1950年代のある田舎の村で男爵邸の家政婦が階段から転落死する。
    単なる事故と思われる彼女の死によって小さな村の人間関係に少しずつ歪みが生じていく中、さらに殺人事件が起き、名探偵アティカス・ピュントが捜査に乗り出す。

    上巻はほぼすべてが『カササギ殺人事件』となる。家政婦のメアリは事故死だったのか殺人だったのか。村人たちもそれぞれ後ろ暗い過去があったり、隠し事をしていたり、みんな怪しく見えてくる。
    アティカス・ピュントは真相にたどり着けるのか…!

    というすごくいいところで下巻へ続く。

  • オーディブルはアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件・上巻』を今朝から聞き始める。

    どこにでも顔を出すおせっかいやの家政婦メアリ・ブラキストンが死んだ。当初は誤って階段から落ちた事故死だと思われたが、死ぬ直前のメアリになにかの秘密を握られた人たちがぞろぞろ出てくる。オズボーン牧師は自宅のテーブルの上に置きっぱなしにしていたあるものをメアリに目られている。エミリア医師は診療所から毒薬が盗まれたという事実をメアリに相談していた。骨董屋のジョニー・ホワイトヘッドはなんらかの犯罪を犯した証拠をメアリに握られ、ある要求をつきつけられていた。メアリが家政婦を務めるパイ家の当主マグナスの双子の妹クラリッサは、自宅から自分を追い出したマグナスに殺意をいだいていた。

    オーディブルはアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件・上巻』の続き。

    マグナス・パイの妻フランシスはジャックと浮気中。マグナスさえいなくなれば息子フレデリックが遺産を受け継ぎ、自分も陰気な夫から解放されると思っている。メアリの息子ロバートはメアリが亡くなる数日前に公衆の面前メアリと親子喧嘩をして「ぽっくり死んでくれれば、自分もひと息つける」と口にする。エミリアの診療所で働くロバートの婚約者ジョイは、「ロバートが殺ったに違いない」口さがないウワサを解消するため、頭蓋内腫瘍のため余命3か月と宣告された名探偵アティカス・ピュントのもとを訪れる。

    オーディブルはアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件・上巻』の続き。

    サー・マグナス・パイは誰からも恨まれ、殺されてもしかたがない、とんでもないクズ男だった(という設定自体が、だいぶ古めかしい印象なんだけど。誰もが認める一方的な悪人って、ミステリ作者にとっては都合がいいかもしれないけど、現実にはそんな人、いないよね。いいところもあれば、悪いこともするのが人間だし)。妻レディ・フランシスの肖像画(エミリア医師の夫アーサーの作品)は浮気がバレたのか、切り刻まれて捨てられていた。エミリアの痴呆症の父エドガーは、記憶の混濁の中で「マグナス・パイ」の名を口にする。住民の憩いの森を開発業者に売り飛ばして、オズボーン牧師の怒りを買った。そのオズボーン医師は、マグナスが殺害された時間帯にパイ家に向かったらしいところを、庭師のブレントに見られていた。双子の妹クラリッサに亡くなった家政婦のかわりに使用人小屋に来ないかと誘う。これぞ鬼畜の仕業か。

    少し毛色の違う動機で動いていそうなのはジョイで、婚約者のロバートに向けられたメアリ殺害の疑いの目をそらすために、もしかしたら、マグナスに疑いがかかるような何かを仕組んだかもしれない。

    新聞でマグナス・パイ殺人事件の記事を見つけたアティカス・ピュントは事件の解決に乗り出してくる。ああ、これこれ。死のにおいを嗅ぎつけて近寄ってくるハイエナのような英国探偵。しかも、そういうやつに限って、エラそうに知識を振りかざすんだよな。巻き込まれ型で落ちぶれたフィリップ・マーロウには共感できるけど、ふつうの死(それはたいていおもしろくもない恨みつらみ人間関係ももつれが原因だ)には目もくれないくせに、自分の手柄にするために手口が難解な事件だけをよりすぐって担当する。こういう英国伝統の嫌味な探偵像ははっきりいって嫌いなんだけど、BBCのシャーロックだけはめちゃくちゃ楽しめたのはなんだったんだろう。エラそうだけど、厨二病っぽかったから?

    オーディブルはアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件・上巻』の続き。

    ジョイは街の掲示板に夫の無実(なぜならその晩、彼は私といたから)を明かした声明文を貼り出した。サー・マグナスのもとには同じタイプライターで打たれた脅迫文が残されていたが、それをタイプしたのはジョイか、診療所にいるドクター・レッドウィングか、清掃のため毎日2時間出入りする墓掘りのジェフリー・ウィーヴァーの妻か。

    死亡したメアリの第一発見者であるパイ屋敷の庭園管理人ブレントは、骨董品屋のジョニー・ホワイトヘッドからなにかのお金を受け取っていた。マグナスが殺されて日に訪ねてきた相手を、メアリの葬式のときに見かけた帽子を被った男だと断言した。それとは別に、オズボーン牧師も見たのではないかと。

    メアリの自宅には彼女の日記が残されていて、それは彼女が収集した住民たちのネタ帳(ゆすりのネタ???)だった。そこで明らかになったこと。
    ①庭師のブレントはメアリの告げ口もあってサー・マグナスからクビを宣告されていた。
    ②誰もいないドクター・レッドウィングの診療所から、クラリッサ・パイが出てくるところを目撃している。薬を盗んだのは彼女?
    ③骨董品屋のホワイトヘッドは「お屋敷窃盗団」の元故買屋で前科持ち。「女王の腕」亭の元店主アーサー・リーヴのメダルコレクションが消えたのは、ホワイトヘッドの仕業なのか。だとすると、パイ屋敷のコレクションが盗まれたのも納得行くが。ホワイトヘッドはそのことをメアリから直接指摘されていた。
    ④オズボーン牧師夫妻の何かを見たが、何を見たかは記されていない。
    ⑤レディ・パイの浮気はもちろん知っている。サー・マグナスに告げ口した?
    ⑥ジョイの兄がダウン症だと聞いて血が汚れると思ったメアリは、ジョイと息子ロバートの結婚は断固阻止すると息巻いていた。

    メアリもマグナスも殺されて当然の大悪人扱い。ああ、こういう設定自体ありえないし、もはや過去の遺物ちゃうんかい? と思ってしまう自分は古典ミステリファンではないのだなとあらためて自覚する。

    オーディブルはアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件・上巻』の続き。

    メアリの息子ロバートにかまをかけるピュントに対して、婚約者のジョイが怒りをあらわにする。

    「そんな残酷なこと、よくも言えるわね!」「あなたは何の事実の裏づけもないのに、想像をたくましくしてるだけだわ、それも、ロバートを責めるためだけにね」

    一見関係なさそうな2つの出来事や現象につながりを発見し、共通項を見出して、法則や結論を導き出す。そういう知の働きに喜びや満足感を感じるように、人間は進化してきた。だが、好奇心という名の同じ知的活動が、時には、本来無関係な出来事を勝手に関係があると思い込み、ありもしないストーリーをつくりだして、それを「世紀の発見だ」と思い込んでしまうという負の側面も同時に生み出している人が疑心暗鬼に陥るのも、陰謀論にハマるのも、いままでは目が曇っていて見えなかったけども、いわれてみれば「なるほど!」というストーリーに、人間が弱いからだ。創造力・想像力と妄想力は、実は、ほとんど同じ作用の裏返しなのではないか。新しくできた何かが世の中のためになるとき、プラス方向に向いたとき、それはクリエイティブやイマジネーションと呼ばれ、世の中の害になるときは、陰謀論や被害妄想と呼ばれる。よくできたストーリーは人間の大好物だが、よくできすぎたストーリーには注意が必要というややこしさで、どこでそれを見極めるか。その目利きの感覚、何を見たときに違和感を覚えるかというのは経験値に左右される、非常に言語化しにくい領域なのだと思う。

    ホワイトヘッドが庭師のブレントにお金を払ったのは、ブレントがパイ屋敷で拾った(?)という古いバックルを買い取ったからだった。ブレントは買い取った品々を、ロンドンの昔なじみのデレクとコリンに売っていた。窃盗団時代には、邪魔な人間がふいに姿を消す事件が起きていたという。メアリはそのために消された?(その線はうすい気がするが)

    病的な支配欲をもった大きな子ども、サー・マグナスは、妻を自分のコントロール下に置くことに異様に執着してしょっちゅう癇癪を起こしていた。レディ・フランシスには殺意を抱く充分な理由があったが、みずから手を下したりはしないだろう。

  • 日本での発刊時にはミステリ賞を総なめした本作は、上下で物語の内容がガラリと変わるという仕掛けが施されている。
    上巻にあたる本作では、劇中劇とでもいうべき、劇中で被害者となるミステリー作家の最後の作品がほぼ全編にわたって語られる。

    この劇中作である「カササギ殺人事件」はミステリー単体としても十分に味わい深いのだが、一方で全体の仕掛けの中でどのような位置に当たるのかがわからないという気持ち悪さも常に付き纏っている。しかもこの上巻の終わりでは、このミステリーのまさに解決編となるところで物語が終わってしまうのだ。リーダビリティが高い上にクリフハンガーということで、ここまで読み切った人は間違いなく下巻に向かって突っ走ることになるだろう。

  • 図書館の返却期限の関係で駆け足で読了。導入部分には『ん?』と思ったがクリスティの本が好きということもありすぐに世界観に入り込めた。でも下を読んでみて驚き!そういうことだったのか。

全81件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンソニー・ホロヴィッツの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×