カササギ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2023.03.25
    まず、上巻がここで終わるか!というところなのには苦笑。早く下巻にいかなければと焦らされている。
    探偵にはやはり助手が必要なのだなとこの作品で考えさせられているのが二つ目。
    あとはネタバレになるから書かない。

  • 続きが気になります。
    ストーリー、描写が丁寧で登場人物や背景、違和感なく入ってきます。
    探偵ともに犯人を探す過程がたのしめますが、上巻の最後に、えっ? と。
    おもしろいです。

  • ラスト、意外な犯人が! 下巻が楽しみ! でも絶対なんらかのトリックがあるよな。

  • 2023.03.20.audible

    上巻終わり方、そこで終わり!っていう感じでした。

  • 上下巻共通の感想
    BCC のドラマで視聴し、原作が読みたくなって借りた。主人公の女性の年齢がドラマでは60歳過ぎ?だったが、原作は40代で驚いた。謎ときには影響はないが、60歳過ぎの女性と40歳代の女性では、昇格やギリシャ移住に悩むポイントが異なってくるので、想像する主人公の葛藤が違ってしまう。

    推理小説としては、小説家の殺害と小説家の作品中の謎解きの 2段階構えになっていて、複雑だが相互に絡み合って、比較しながら両方の謎解きを進めていく構成がとても見事で夢中になって読んでしまった。そして、本好きにとって、推理小説の探偵はどれだけ大切か、一緒に寄り添って謎解きをする嬉しさ・楽しさを改めて教えてくれる本だった。

  • 大ヒットした推理小説。序盤は登場人物紹介である。皆が怪しそうな動きをしている。

    警察の捜査は任意の取り調べで脅すなど強引なところがあり、好きではない。関係者の多くが訳ありで、話をさせるためには少々強引でなければならないという物語展開上の都合が出ている。アングロサクソン系は被疑者の人権意識が高い伝統があり、それがミステリ作品にも反映されていることが多いが、本書は異なる。この点は残念である。

  • そんなに言うほど面白いか?と言われたら「そこまでではないかも」と答えてしまうものの、じゃあ他にこれ以上何が面白いかと言われると「思いつかない」と答えてしまう逸品。
    あと、このスーザン・ライランドシリーズについては、どうにもただの本格ミステリとしては受け止めきれず、「中年(初老?)女性のお仕事もの」として見てしまう。それもまた楽しい。

  • あらすじだと1950年代の話なのに、どうも現代っぽい導入だなあと思ったら、作中作。なるほどね、という気持ちになった。

    作中作自体は、クリスティみがあふれる内容だったが、証言集めがだるかった。
    しかしながら、最後のセリフで家政婦の死は事故であることはわかった。電話で注意が引かれて落ちてしまったのだろうと。
    サー・マグナスのほうはわからんかった。
    ロバートの弟のトムの死についてはなんか怪しいなあと思ってたけど、うまくつながらなかった。神父夫婦の秘密については『夏への扉』でそのような人達が出てきていたので、そうだろうなあと思った。

    カササギの数え唄については内容にリンクしているくらいで真相への手がかりにはならなかったな…。
    見立て殺人ではないから良いのか。

  • まあ、おもしろい

  • 上巻は、作中の小説家アラン・コンウェイの新作『カササギ殺人事件』という作中作を読んだ女性編集者の感想から始まり、作中作そのものに切り替わっていく。
    作中作では、1955年のイギリスの小さな村を舞台に、名探偵アティカス・ピュントが、様々な出来事の真相を推理していく過程が描かれている。

    アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリとのことなので、アガサ作品を読んてからの方がより楽しめるのだろう。

    とはいえ、作中作の『カササギ殺人事件』も完成度か高く、単独の推理小説としても面白かった。
    現代を舞台にしたミステリー小説と異なり、どこかのどかな雰囲気の漂う世界観の中で、名探偵が関係者の証言と現場の状況のみで推理を進めていく。
    読みはじめは登場人物を理解するのに苦労したが、ある程度人間関係を掌握してからは、真相をあれこれ推理しながら小説を楽しむことができた。
    下巻で出るであろう結論が楽しみだ。

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著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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