カササギ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ (創元推理文庫) [Kindle]
- 東京創元社 (2018年9月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (367ページ)
感想・レビュー・書評
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2023.03.25
まず、上巻がここで終わるか!というところなのには苦笑。早く下巻にいかなければと焦らされている。
探偵にはやはり助手が必要なのだなとこの作品で考えさせられているのが二つ目。
あとはネタバレになるから書かない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続きが気になります。
ストーリー、描写が丁寧で登場人物や背景、違和感なく入ってきます。
探偵ともに犯人を探す過程がたのしめますが、上巻の最後に、えっ? と。
おもしろいです。
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ラスト、意外な犯人が! 下巻が楽しみ! でも絶対なんらかのトリックがあるよな。
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2023.03.20.audible
上巻終わり方、そこで終わり!っていう感じでした。 -
上下巻共通の感想
BCC のドラマで視聴し、原作が読みたくなって借りた。主人公の女性の年齢がドラマでは60歳過ぎ?だったが、原作は40代で驚いた。謎ときには影響はないが、60歳過ぎの女性と40歳代の女性では、昇格やギリシャ移住に悩むポイントが異なってくるので、想像する主人公の葛藤が違ってしまう。
推理小説としては、小説家の殺害と小説家の作品中の謎解きの 2段階構えになっていて、複雑だが相互に絡み合って、比較しながら両方の謎解きを進めていく構成がとても見事で夢中になって読んでしまった。そして、本好きにとって、推理小説の探偵はどれだけ大切か、一緒に寄り添って謎解きをする嬉しさ・楽しさを改めて教えてくれる本だった。 -
大ヒットした推理小説。序盤は登場人物紹介である。皆が怪しそうな動きをしている。
警察の捜査は任意の取り調べで脅すなど強引なところがあり、好きではない。関係者の多くが訳ありで、話をさせるためには少々強引でなければならないという物語展開上の都合が出ている。アングロサクソン系は被疑者の人権意識が高い伝統があり、それがミステリ作品にも反映されていることが多いが、本書は異なる。この点は残念である。 -
そんなに言うほど面白いか?と言われたら「そこまでではないかも」と答えてしまうものの、じゃあ他にこれ以上何が面白いかと言われると「思いつかない」と答えてしまう逸品。
あと、このスーザン・ライランドシリーズについては、どうにもただの本格ミステリとしては受け止めきれず、「中年(初老?)女性のお仕事もの」として見てしまう。それもまた楽しい。 -
まあ、おもしろい
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上巻は、作中の小説家アラン・コンウェイの新作『カササギ殺人事件』という作中作を読んだ女性編集者の感想から始まり、作中作そのものに切り替わっていく。
作中作では、1955年のイギリスの小さな村を舞台に、名探偵アティカス・ピュントが、様々な出来事の真相を推理していく過程が描かれている。
アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリとのことなので、アガサ作品を読んてからの方がより楽しめるのだろう。
とはいえ、作中作の『カササギ殺人事件』も完成度か高く、単独の推理小説としても面白かった。
現代を舞台にしたミステリー小説と異なり、どこかのどかな雰囲気の漂う世界観の中で、名探偵が関係者の証言と現場の状況のみで推理を進めていく。
読みはじめは登場人物を理解するのに苦労したが、ある程度人間関係を掌握してからは、真相をあれこれ推理しながら小説を楽しむことができた。
下巻で出るであろう結論が楽しみだ。