三体 [Kindle]

  • 早川書房
4.14
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感想 : 267
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感想・レビュー・書評

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  • 難しくてよくわからん…

  • 二回目。
    されど初読みのような感動を覚える。
    ロマンとはこのこと。文句なし。
    読書中、すべてのことが手につかない。

  • だいぶ前に読み終わったけど、感想だけ残す。
    いわゆるファーストコンタクトものらしく、内容としてはどちらかと言うとミステリーみたいな感じも多い。

    最後まで読んだ今ならわかるけど、一番中国の文化や人の心情を描写してる気がする。

    謎が多くて読んでいて楽しかった

  • ドーキンスやホフスタッターやメラニーミッチェルの複雑系やAI講義、マコーミックのアルゴリズム論、コードや矢沢さんのコンピュータ/プログラムははなぜ動くのか、クラークの幼年期の終わりやアシモフ、スタニスワフ・レムとか読んでるとにやにやできるなかなか読書体験を試してくるSF。でも絶望私文だからたぶんあんまよくわかってない。量子論とかわかるわけねーし。

  • 大仰に始まった物語はあれよあれよと言う間に矮小化していき、やがて二つの文明間で文明的破滅主義(あるいは反出生主義)のひもがへたくそなあやとりみたいにもつれ合っていく惨状に。その滑稽な様は星新一のショートショートを思いっきり引き伸ばしたかのよう。ハードSFの風味で行われる星新一のショートショートは確かにセンス・オブ・ワンダーではあるよなあ。でも期待していたほどではなかったかな。

    続編が出る前に読んで、内容を忘れてしまい、続編読むにはもう一回読み返さなきゃいけないけどそこまで好きでもなかったんだよなあ……でとても困ってます。誰か助けて。

  • 設定が壮大でワクワクした。文化大革命のくだりなどは思ったほど深掘りされず肩透かしな感じがした。

  • 隣国であり大国の、中国。
    経済発展によりその存在感が増すにつれ、日本という国から見て遠い存在になっていくような感覚がありました。
    この国の文学については、自分が幼少期の頃は、三国志や西遊記など、古典を扱ったテレビ番組が放映されていたことあって、ある程度、その世界に触れていました。
    しかし、同時代の文学作品には触れたことがなく、しばらく前にこの『三体』という本が話題になった時に、「どういう作品なのだろう?」と気になっていました。
    Audibleにこの作品がラインアップされていることを知り、数年来の宿題に取り組むような気持ちで、聴いてみることにしました。

    物語は1960年台後半の、文革と呼ばれる運動が展開されていた時代から、描写されていきます。
    その運動で、物理学者である父を殺された女性。
    彼女は紆余曲折を経て、天文学者として軍の基地で働くことになります。

    いっぽうで、40年以上が経過した時代に、場面が切り替わります。
    こちらでは、ナノマテリアルを開発する男性科学者が、軍が関与する大きな取り組みへの協力を、求められます。
    その動きに巻き込まれた彼の身の回りで、さまざまな出来事が起こって・・・という展開。

    男性科学者に降り掛かる出来事が軸となり、そこに女性科学者がこれまでに経験してきた出来事が絡み合うような形で、ストーリーが展開していきます。

    どのような分野の小説なのかを知らずに読み始めたのですが、話が思いがけない方向に進んでいくことに驚きながら、先へ先へと聴いていきました。
    そのストーリー展開を読み進めるのが、この小説の楽しみ方だと思います。

    それとともに、読みながら、以下のようなことを、考えさせてもらいました。
    ・科学が信じられなくなると、どのようなことが起こるのか
    ・人類がこれまで得てきた科学的知見の先には、どのような世界が広がっているのか
    ・世の中には、自分の今後に希望を持てなくなった時に、周囲さらには全人類を巻き添えにしてしまおう、と考える人もいる

    科学や歴史を土台にした文芸作品は、これまで欧米の翻訳モノを中心に読んできましたが、中国でもこのような作品が発表されていたのですね。

    ラストについてはいささか、唐突に感じました。
    続編がAudibleにラインアップされていると知ったので、続けて聴いてみようと思います。
     .

  • ミクロなスケールとマクロなスケールと時間軸のスケールで話を広げてくのがワクワクした。中国名の登場人物がなかなか覚えられなかったけど面白かった。

  • 中華SF恐るべし。
    人力パソコンと、データ奪取作戦にかなり興奮。
    最後はなんというか、ちょっと寂しい感じ。
    続きが気になる。

    Amazon audible

  • ずっと読みたいと思ってた三体シリーズの第1巻。

    ・あらすじ
    物理学者の父を文化大革命で亡くしたエリート科学者・葉文潔。ある日、彼女は謎めいた軍事基地にスカウトされる。

    図書館で借りたものの途中までで挫折したこと数回。漸く読み終わりました。この本の六割近くまでは何の話かは分からず、それ以降で怒涛の展開。
    今は早く続編読まなきゃ!って感じ。映画化されたら是非見たいけど、ハリウッド映画としては人種の難しさがありそうだな…。

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著者プロフィール

1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。

「2023年 『神様の介護係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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