- Amazon.co.jp ・電子書籍 (226ページ)
感想・レビュー・書評
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中国の民衆に注目して、流行した言葉から大衆の雰囲気を覗くというとても学びのある本でした。
なんとなく親近感が湧き、中国で埋没せずに生き残る大変さを垣間見た気がしました。
個人が利益を得ることを重視しており、それに長けているという印象は確かだったと確認できて良かったです。学ぶところはたくさんあると思うので、他の本も読んでみたいと感じました。 -
北京留学時代にお世話になったことがあり、筆者の駐在員時代のエピソードは当時の記憶が鮮明に甦った。流行り言葉から読み解く現代中国という切り口は、入門書として手頃でサクッと読めた。習近平体制とコロナ禍の大変さが伺えるページが多かったが、梵学(日本語で言うとタワマン文学的な富裕層をネタにする文章)などクスっと出来る単語も入っていてバランスが良い。中国の変化は目まぐるしいんだなと改めて感じた。
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簡体字ってそうやってできたことを初めて知りました。脅威ではあるが、いろいろない交ぜで面白い国ですな。
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今やアメリカに続くGDP世界2位の大国、
習近平独裁国家としておそれられる隣国、中国。
衰退途上国日本は中国にNo2の座を追われて以来、拗ねて、嫌中感情がどんどん高まる。
そのせいかニュースも、中国をよくはいわない。
変な国扱い。
しかし、この新書のコラム(タイトルをすべて漢字で表すのが面白い)を読むと、
生の中国、我々と何ら変わらない感情を持つ一般市民の姿が浮かび上がる。
特に若い人。ほんと、どの国も同じ。
ただそれが、政治圧力がかかったときはしっかり闘う。
この新書でとりあげられているのは香港の雨傘運動。
中国本土でもコロナへの抗議デモで政治が動いたよな。
闘うときは闘う中国人。
資本主義経済を残した一方、一人っ子政策を進めた鄧小平の功罪。
労働に対する考え方。
中国の姿を興味深く伝えている楽しい新書だった。 -
中国の今が手軽に把握できる一冊。