1973年のピンボール (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年11月15日発売)
3.35
  • (19)
  • (31)
  • (51)
  • (21)
  • (2)
本棚登録 : 796
感想 : 48
3

順番通りに読んでいれば全く違った印象を持ったに違いないので、「羊をめぐる冒険」を先に読んでしまった事が非常に悔やまれる。
この小説の主人公たちは特定の世代(団塊世代)の、特定の時代の苦悩を具現化したキャラクタなのではないだろうか。その世代について詳しいことは知らないが、自己実現って言葉がもてはやされたり、戦後復興で代わっていく日本に戸惑った世代なんじゃないかと想像している。
まぁ、気持ちは正直なところよくわからんかった。鼠とか何に苦しんでんねん?とか、主人公も何を失われたものに固執してんねん?とただ、ピンボールはやってみたくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2020年2月23日
読了日 : 2020年2月23日
本棚登録日 : 2020年2月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする