「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。」
夜の闇の更に深い場所で、会ったばかりの、名前も知らないような人だから、話せることもあるだろう──。
ファミレスでひとり夜を明かそうとする少女マリ、眠り続ける美貌の姉エリ、姉の同級生・バンドマン高橋、ラブホマネージャーのカオル、従業員のコムギとコオロギ、デリヘルの中国人女性、彼女を送迎するバイクの男、コンピュータソフト会社に勤める白川。
pm23:56からam6:52までの6時間。昼間とは変容した真夜中の街、夜の一番暗い時間を越えた『アフターダーク』に生き、出会い、すれ違ってゆく人々を描く。
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作家名:ま行(その他)
- 感想投稿日 : 2013年7月20日
- 本棚登録日 : 2013年7月20日
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