飛び込みがテーマの、森絵都のスポ根小説。
活気に満ちてさわやか、すっきりした文体でとにかくわかりやすく、一気に引き込まれました。
ごく普通の家庭で育った中学生の知季が飛び込みに魅せられ、大した欲もなかったのが、コーチに才能を見い出されます。
クラブ存続の危機に親会社を説得するため、新コーチの女性は所属選手の中からオリンピック選手を出すという条件を出します。
一番有望な高校生の要一は知季の憧れ。
もう一人、地方からきたのが沖津飛沫。
崖から海に飛び込んでいた彼は、体格の良い野性派で、年上の彼女がいる大人っぽい奴。
この3人のライバルの成長と葛藤、友情が描かれます。
オリンピックを目指すとなったらいよいよ他のことをする暇がないので友達も出来ず恋も上手くいかない、ライバルしか身近にいないわけですね。
いったんトップになった要一がスランプに陥り…さてどうなるか?
さわやかな青春小説なんていうと、かえって正体がわからなくなるけど〜そうだからしょうがない?スポーツ漫画やスポーツ鑑賞が好きな人にはぜひオススメです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2009年9月29日
- 読了日 : 2009年9月29日
- 本棚登録日 : 2009年9月29日
みんなの感想をみる
コメント 2件
さてさてさんのコメント
2020/05/08
sanaさんのコメント
2020/05/10