女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしー

  • 毎日新聞社 (2013年11月6日発売)
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52歳になった中村うさぎと、30代の作家・三浦しをんの対談。
面白おかしく、ぶっちゃけトークです☆

横浜の中高一貫のミッションスクールの女子校に通っていたという共通点がある二人。
それ以外は正反対に近いのだが‥
同じクラスにいたとしても、派手なグループに属したうさぎと、地味なグループにいたしをんは友達にはならなかっただろうという。
ただし、カーストというか、上下関係はなかったそう。
うさぎ氏がブランド物を買いあさった原点は、そういうものをいっぱい持っている華やかな友達の輪の中にいて、そこまで買えない家庭だったから。
(謎だったんだけど、なるほどね~そういう友達、いたことないわ‥)

女子高では互いにずばっと指摘するようになるそうで、共学校出の人にそれをやると真顔で傷ついたといわれたとか。
これは知らなかったです~姉妹みたいに遠慮のない仲になるんでしょうかね。
それが自分の中に突っ込みを入れる魔女を育てることになり、自分の中の白雪姫(恋をすると出てくる)を昏倒させるというのが面白い。

整形手術を重ねてでも女子力アップして、まだエロス権力をふるいたいという中村さん。
対して三浦さんは、女子力を磨くのは面倒くさい、漫画が好きすぎて、他のことは実はどうでもよく、もてたいと思ってもいないのが本音という。
皆、大陸に大勢のまともな人が住んでいると思って、プレッシャーを感じているが、実はそれぞれの島にぷかぷか浮かんでいるだけなのでは、と意見が一致。

自分がすごく変わっているのではと心配している女性は、読むと少し安心できるかも。
面白かったけど~万人にはあまりオススメできません。ので、★三つに。
男性はショック受けるかもしれない?(笑)し~こういう女性は他に二人といないので、女性はこういうものだという参考にはならないと思うから^^;

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論・エッセイ
感想投稿日 : 2014年7月5日
読了日 : 2014年6月20日
本棚登録日 : 2014年6月8日

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