こちら葛飾区亀有公園前派出所 小説

  • 集英社 (2007年5月25日発売)
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本棚登録 : 745
感想 : 149
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東野圭吾が書いた部分は傑作。
江戸川乱歩賞をめざす両さん。
締め切りが明日だと聞いて、刑務所にいる犯罪者4人に原稿を書かせて,それを継ぎ合わせて間に合わせる。
1次予選、二次予選で,現実的でないといって切られたところが,
最終予選では「はちけていない」という理由で落選する。

自分を両さんにたとえて,
文学賞を笑い者にしようとしている。
賞をもらったことがあるから書ける嫌がらせ。
両さんを主人公にしたからこそ書ける嫌がらせ。
与えられた条件を自分の好きなように利用する,技術者ならではの作品に仕上がっているかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 東野圭吾
感想投稿日 : 2011年11月20日
読了日 : 2011年11月20日
本棚登録日 : 2011年11月20日

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