東野圭吾が書いた部分は傑作。
江戸川乱歩賞をめざす両さん。
締め切りが明日だと聞いて、刑務所にいる犯罪者4人に原稿を書かせて,それを継ぎ合わせて間に合わせる。
1次予選、二次予選で,現実的でないといって切られたところが,
最終予選では「はちけていない」という理由で落選する。
自分を両さんにたとえて,
文学賞を笑い者にしようとしている。
賞をもらったことがあるから書ける嫌がらせ。
両さんを主人公にしたからこそ書ける嫌がらせ。
与えられた条件を自分の好きなように利用する,技術者ならではの作品に仕上がっているかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
東野圭吾
- 感想投稿日 : 2011年11月20日
- 読了日 : 2011年11月20日
- 本棚登録日 : 2011年11月20日
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