armadilloの本棚
- バートルビーと仲間たち
- エンリーケ・ビラ=マタス
- 新潮社 / 2008年2月27日発売
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ブッキッシュであればあるほど楽しめる本…だと思いますが、いかんせん自分は修業不足です。
2013年1月10日
- キャンバス
- サンティアーゴ・パハーレス
- ヴィレッジブックス / 2011年12月20日発売
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最初の1/4ほどがスピーディな起伏のある展開でとてもわくわくした。途中でストーリーの中の時間は一転して、登場人物達は悩み争い動きを遅くする。私は面白く読んだが、この作家の、語り口が非常に巧みで個性的な持ち味ほどにはストーリーの構成がついていっていない感じはあった。
パハーレスは来日時に、「作家のデビュー作はそれまでの何十年の人生を賭けて作られたものなのでその後の作品がそれを越えられない事もありうる」という風な回答をしたとどこかで読んだけれど、そのうちまた『螺旋』を越えるような作品を期待したい。
ところでここに書かれている美術品にまつわる話ってどのくらい本当なんでしょうかね?
2012年3月27日
- 黄色い雨
- フリオ・リャマサーレス
- ソニ-・ミュ-ジックソリュ-ションズ / 2005年9月1日発売
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散文でありながら、これは詩だ。詩文の簡潔で物事の本質を刺すような方法を使って描かれる、一人の男、否、一つの村のhistoriaの終焉。
その土地の、その先祖の記憶から離れて生きていく事の出来なかった不器用な男の孤独な死に様に、時間という名の黄色い雨が降り注ぐ。
2011年9月4日
- 螺旋
- サンティアーゴ・パハーレス
- ヴィレッジブックス / 2010年2月27日発売
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