The Giving Tree (Rise and Shine)
- HarperCollins (2003年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 0040000486824
感想・レビュー・書評
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他者とのふれあいにこそ、しあわせはある。ぴりっと風刺をきかせ、甘い余韻を残す名作。
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9月には村上春樹の訳で新しい絵本が出る。
英語で読んでもじ~んと来るのに村上春樹が訳したらどんな素敵な世界になるのかな?
2歳の娘も静かに読んでくれてた -
今度村上春樹が翻訳する?と何かで読んだ気がしたので。むか~し読んだけどどんなんだっけ?と図書館で借りてみました。ので、この出版社の版かどうかはわからないのですが裏表紙にドアップの作者の写真が載っていてこれはよくない…(心臓に)と思いました。だって頭に毛が無くて口の周りに丸く髭があるんだもの…。怖いよ…(子供は泣くと思うぞ)
読み終わってそうそう、こんな話だったと思いました。
色々と比喩が出来そうな話ですよね。木は自然ともたとえられるだろうし、母親としても良いかもしれない。無償の愛、というのでしょうか。でも何となくしっくりこない、モヤモヤっとしたモノが心に残る。木はそれで幸せなのかもしれないけど。 -
女性として書かれている木を、彼女として読むか、母親として読むかで、印象がエライ変わるお話。
彼女として読むと、木がまったく都合のいい女で、奪うだけ奪う少年ひでぇ。
母親として読むと、木の少年への無限の愛と、それに寄り添う少年にホロリ。 -
りんごの木とひとりの少年との関わりを描いた作品。
それぞれの立場や年齢にあわせて、読みが変わってくると思う。
中学校の英語の教科書に掲載されていた。
“The giving tree”のタイトル通り、木は少年の一生をとおして様々なものを与えていく。
自己犠牲の末に少年の欲求をかなえ、“the tree was happy”という木にはどこか歪なものを感じる。
その分、少年が木のすべてを持ち去ったあとの“but not really”が印象深い。
中学生の頃はただ奪うだけの少年は嫌なやつ、という感想しかなかったが、今読むとまた違った面が見えてくる。
“she”と呼ばれていることから、木は母親の無償の愛の象徴と思われる。
たとえ親子であっても一方向のやりとりでは歪な関係にしかならない、お互いを思いやることが大切だという作者のメッセージを感じた。 -
案の定、原本はよかった。
日本語訳ではわからなかった
木が「she」であること
と
「and the tree was happy.」
といういかにも幸せそうなニュアンスに
なにか考えさせられる。 -
ふと思いついて検索してみた。
小学校時代の私に衝撃を与えた本です。
なんだか深淵そうで、先生受けが良い(笑)気がして「好きな本」って言ってたけど(英語簡単だったし)、
実はよくわかってなかったし、いまだによくわからない。
教訓めいた本と見せかけて、実は答えがない。
そして未だに答えが見つからない。いや、答えなんてないんですね、たぶん。
必死に訴えかけるでもなく、偉そうに説教するでもなく、なんとなく考えさせてくれる本。って、良いなぁと思う。
好きな本かどうかは、今でもまだわかんない。
とにかくすごく印象に残る本。 -
持てるものを、すべてさし出せるよな人になれたらどれだけ幸せだろうか。差し出された人はどれだけ重荷だろうか。
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S太朗4歳9カ月で出会った本。本当にGivingなTreeです(って当たり前ですが…)。ママ、泣きそうになりました~。「下↓のみんなのタグに、「せつない本」というのがありますが、まさにそれですね~。