- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 0046442249065
感想・レビュー・書評
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1960年代にアメリカで衝撃を呼んだ、あまりに有名なR. Carsonの本。
生産至上主義の時代に、行き過ぎたDDTの使用が及ぼす生態系への影響を危惧して、闘病生活の中、この本を執筆することによって殺虫剤と農薬の影響の真実を伝えるという自らのミッションを果たしました。
彼女のお陰で、環境に対する世界的な感心が高まって、大気、土壌、水、といった自然における環境破壊を抑止する様々な法律や枠組みが整備されていったといっていいと思います。
諸悪の根源は、やっぱり人間のエゴ。
京都議定書以降の先進国の状況を考えると、ある意味、現代社会と全く同じ構図を見ているようです。
しかし、彼女の真摯な思いに非常に感銘を受けました。
文章もピカイチ美しいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めてAmazonで買った本。環境ホルモンという言葉が世間に現れるようになった頃だったように記憶している。レイチェル・カーソンの沈黙の春の原書。イラスト入りで読みやすい。
科学的な整合性は今となってはともかくも、未来のための今という価値観を私たちに訴えかけている。そんな環境に対する危機感より、消費する行為そのものに気を配ってこなかったことに気づかされた。
新しい仕組みは経済政策が替わらねば成らない。 -
環境問題の古典。これはイラスト入り。専門用語がたくさん出てくるけど、読み飛ばして。前半は60年代アメリカでの化学汚染事例。中国を批判しているけど、今のアメリカも大丈夫なのか?無知は怖い。後半は農薬が人体に害を与えるしくみと、科学的コントロールの代替としての生物学的コントロールの提案。しかし虫はそんなに悪者なのか?自然に任せるのがよいという自由主義的発想は時代の潮流だったのか?
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昔の科学=今の歴史。
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昔の科学=今の歴史。