- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000003070
感想・レビュー・書評
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大小30のお話からなる短編集。読み終える頃には、あなたもきっと迷宮に紛れ込んでいるはずです。
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原点に戻ろうと思い、読む。
ミヒャエル・エンデ、だった。
確固たる思想。個性。
理路整然と狂気を描く。
鏡の中の鏡という、迷宮。 -
なんともいえない気持ちの落ち着かない、怖いといってもいい話なんだけど、たまに読みたくなる。
「はてしない物語」や「モモ」とは違うエンデの一面がみられて興味深い。 -
中学生の頃、『はてしない物語』の後に読んでめんくらいました。こわいんじゃないけれど、目が覚めたらぐったり疲れていた、というタイプの悪い夢のような断片が続きます。重苦しいイメージが映像になって入ってきます。
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わっけわからんけどそこがまた魅力的で面白かった。短編集なんだけど、「鏡のなかの鏡」というまさにタイトルどうりで、前の話の一部が次の話にもでてくる。それを探すのもまた面白い。不思議だけどついページをめくってしまうおもしろさがあった。
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エンデは本の中に人を入り込ませるのが好きなのかな。
ネバエンは冒険ですが、こちらは迷宮。
物語は「わけのわからない部屋」みたいで、ひとつ抜けるとまた次の「わけのわからない部屋」があり、更にその次も、その次も。
読み進めるごとに、どんどん迷宮の奥深くに迷い込んでしまうのです。 -
私にとっては、エンデといえば「モモ」や「はてしない物語」よりもこれ。
怖いけれど不思議に引き込まれる世界。
小学生のとき、毎晩一章ずつ読んでいくのが楽しみでした -
30の短い作品からなる短編集<BR>
父であり画家のエトガル・エンデの挿絵が添えられています<BR>
まさに迷宮のような物語