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- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001109719
感想・レビュー・書評
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子どもの心の小さな動きを見逃さない作家なのです。
ピアスさんは。
ある朝、紫色のインクで書かれた、宛名もない手紙が届く。其の手紙が届いてからの、母と祖母のおかしな感じ。
そして、自分だけが知っている父の墓のなぞ。
大好きな兄のランに話しても、取り入ってもらえず、ケートは一人、この謎を心に抱えていた。
そしてある日、父の墓が消えてしまう…
意外な展開は、まるでミステリーのような作品でした。
シロップ という名のステキな猫さんが登場します。
とっても重要な役なのです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケートは母方のおばあちゃんの家で母と兄ふたりと猫のシロップと住むが、自分はボブ伯父さんの亡くなった日にケートは生まれた事を墓石から知る。ボブおじさんと何も語られない父の事、そして行ってはいけないと言われているサティン入江にはいったい何があるのか・・。
平凡でも満ち足りた日常の中に少しずつ見え隠れするミステリー、そしてそこには人間の光と影の部分も描き出されて、ピアスらしい深い作品でした。