- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001142365
感想・レビュー・書評
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風刺や人生の教訓のようなものを物語に詰め込んだような作品群だと感じました。
いくつか心に残った短編について…
『正しくいうと』本好きにはワクワクする幕開け!
『はだかのサイ』『きにしない、きにしない』
鎧の風刺や、遠慮しすぎの毒について。全体的にBrené Brownの書籍を思い出した(Clear is kindとか)。
『サンタ・クルスへの長い旅』
子どもの心情描写が天才的で、自分の子ども時代を追体験するような懐かしい気持ちに。
『オフェリアと影の一座』
老いと死を扱った短編。とても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エンデのメルヒェン集 19個のお話が集まった1冊
ひとつひとつの短いお話の中に
よ~く見るとキラッと光る小さな石
まだ光ってはいないけど 宝石の原石みたいな…
耳を澄まして 気持ちを澄ませて 読んでみると気が付くみたいな
大人になるにつれて いつの間にかどこかに落としてきてしまった 忘れてしまっていた何かを見つけられるかもしれない
そこにあるのは感じられるけど 今はまだうまく言葉にできない… じっくりじっくり味わいたい 宝物のような1冊 -
風刺画のようなエンデらしい短編集。
私が本を読む子で、幼い頃にエンデに出会えていたら……! -
とっても、面白いです。
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エンデの短編集。どことなく、ああ、エンデだな、と感じる10編。読者の想像力に訴えかけてくる作品たち。推奨年齢は小学4・5年以上となっているが、まさにその世代の、本好きでない方にも楽しんでほしい1冊だった。個人的には表題作の『魔法の学校』と、『ニーゼルプリームとナーゼルキュス』が好き。
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短編集。
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「モモ」で有名なエンデの作品。やはり児童向け文学は素晴らしい。「とうぜんですが」とエンデは言う。魔法のための学校があり、地下や屋根裏には別世界への扉があり、動物やこびとはおしゃべりします、と。いくつになっても、とうぜん!もちろん!と思える人間でありたい。
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ユーモアと風刺に満ちた10編の短編集。
時には皮肉を混ぜながら、道徳や哲学を子どもに教える童話のような作品が詰まっていました。 -
やっぱりエンデって哲学的なんだなあ…