人はなんで生きるか 他四篇(民話集) (岩波文庫 赤 619-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003261910

感想・レビュー・書評

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  • 2006

  • (途中)

  • 平和主義者としても知られ、ロシア文学と政治の両方に多大な影響を与えた、19世紀を代表する小説家のひとり、トルストイ。本作は、ロシアに伝わる民話や伝説をもとにした改作群で、全5編の短編がおさめられています。人はどう生きるべきなのか、テーマはちょっと高尚ですが、非常に平易かつ簡素な言葉でわかりやすく書かれているのですぐ読めます。というのもトルストイは「宇宙的に普遍なものは、広く一般の民衆にも理解されるべきもので、そのためには形式・表現が明瞭で単純でなければならない」という芸術観を持っていたから。だそうです。宗教色は感じるものの、「こんなふうに穏やかに、清く生きるべきだな」という示唆を与えてくれる一冊です。

  • 人間の醜い部分、綺麗な部分が非常に冷静に分析されていて、とても勉強になる。トルストイ自身の深い人生観、深い信仰心があってこそ。
    キリスト教的な愛の話が多いのだけれど、
    弱きものの愛、智慧の無い短絡的な愛ではない。
    合理的な愛なのに、とても美しい。

  • \50

  • 「大人のための残酷童話」(倉橋由美子)でも取り上げられた「人はなんで生きるか」他四篇。
    "トルストイ晩年の執筆になる民話五篇を収める。素朴な人間の善意と安らかな息吹きを、これらの作品は見事に結晶させている"

  • 初トルストイ。かなり宗教色強め。極端な話なんだけど学ぶべき点は多かった。一神教の敬虔さというか謙虚な心というか。

  • もしも、自分の傍に神様が現れていたら・・。毎日をこつこつと生きることが空しくなった時、この本を本棚から取ってる気がします。高校生の時から私を見守ってくれてる本です。

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