ユダヤ人問題によせて ヘーゲル法哲学批判序説 (岩波文庫 白 124-1)
- 岩波書店 (1974年3月12日発売)
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感想 : 16件
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- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003412411
感想・レビュー・書評
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初期マルクスの思想が収録されており、これがのちに執筆する『資本論』へと繋がる。本書は資本主義の分析ではなく、人間がいかなる手段で、資本家や国家から解放されるべきかを入念に考察した本である。その命題に対して、マルクスはプロレタリアートによる革命の必要性を説く。それが本書の結論である。
マルクスは生涯をかけて資本主義社会を分析し、その思想を書物にまとめた。本書は分析本というよりは、革命によって資本主義社会を打倒しようと強く訴えた本だという印象を受けた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自問自答形式の文体は、マルクスの好きなスタイルであろうか。
訳文でも、「マルクス独特の言い回し」に触れることのできる一冊。 -
¥105