- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309628
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ベトナムに行く前に読み始めたのに、マレーシアから帰ってきてからようやく読み終わった。
ホーチミンの戦争博物館でこの人の写真を昨年みて、興味をもったのだった。文学者ではないので、文章は記録風で、心揺さぶられるようなものではないし、緻密でもないが。
かえってそれが、米国の不条理さをシンプルに伝える(北ベトナムの2度目の攻撃はなかったのに、とか、民衆でも探して殺す「サーチ&デストロイ」作成とか、、、もちろん、枯葉剤のことも)。
やや時系列の入り乱れた記述は気にもなるが。
ただ、写真の訴えるものは大きい。
もっと写真メインの本でもよかったな。新書なんかではなくて。 -
ベトナム人の自由と独立の為の強い意志に敬意を払うと共に、アメリカの横暴に怒り。
-
ジャーナリズムは大事だねえと月並みな感想。
多くの死体の写真はそれだけで、戦争は絶対に嫌だと思わせるもんな。
後半に集められた、平和が戻ったベトナムの写真も、前半の悲惨さがあっただけに一層際立つ。 -
戦場での生々しく悲惨な写真が掲載されている。 戦争で一番に被害を被るのは子供と老人である。 この世界から戦争は無くならないのであろうか。いつの時代でも戦争をしたがる権力者、独裁者がいるのだろうか。しかし、武器でもってある国を奪取しても、その国の人々は絶対に統治者に対して支持はしない。だから統治はできない。それは歴史が証明している。戦争はほんとうに愚かなことである。