カラー版 ベトナム 戦争と平和 (岩波新書 新赤版 (962))

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309628

感想・レビュー・書評

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  • ベトナム戦争当時から、現在まで、写真を通してよく理解できるようになっている
    また、著者が実際に取材をして感じたことなどが記述されているので、わかりやすかった
    戦争当時の様子と、戦後の様子、二回訪れたことにより、比較されていた
    街や建物だけではなく、人の違いも明記されていた

  • ベトナムに行く前に読み始めたのに、マレーシアから帰ってきてからようやく読み終わった。

    ホーチミンの戦争博物館でこの人の写真を昨年みて、興味をもったのだった。文学者ではないので、文章は記録風で、心揺さぶられるようなものではないし、緻密でもないが。
    かえってそれが、米国の不条理さをシンプルに伝える(北ベトナムの2度目の攻撃はなかったのに、とか、民衆でも探して殺す「サーチ&デストロイ」作成とか、、、もちろん、枯葉剤のことも)。
    やや時系列の入り乱れた記述は気にもなるが。

    ただ、写真の訴えるものは大きい。
    もっと写真メインの本でもよかったな。新書なんかではなくて。

  • ベトナム人の自由と独立の為の強い意志に敬意を払うと共に、アメリカの横暴に怒り。

  • ジャーナリズムは大事だねえと月並みな感想。
    多くの死体の写真はそれだけで、戦争は絶対に嫌だと思わせるもんな。

    後半に集められた、平和が戻ったベトナムの写真も、前半の悲惨さがあっただけに一層際立つ。

  • 戦場での生々しく悲惨な写真が掲載されている。 戦争で一番に被害を被るのは子供と老人である。 この世界から戦争は無くならないのであろうか。いつの時代でも戦争をしたがる権力者、独裁者がいるのだろうか。しかし、武器でもってある国を奪取しても、その国の人々は絶対に統治者に対して支持はしない。だから統治はできない。それは歴史が証明している。戦争はほんとうに愚かなことである。

著者プロフィール

報道写真家

「2011年 『ベトナム検定』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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