教育力 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310587

感想・レビュー・書評

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  • 模範的な教育者とは、こういう人ですよ、ということを詳しく説明した本。
    教育者の資質について、かなり具体的に書かれているので参考にはなるが、後半は、結局は生まれ持った資質が教育者に向いているかどうか、ということなのだ、と言っているように読めた。
    そうではないと思うので、星3つ。

  • 好きでたまらない情熱に溢れた人が先生であるべき、親も子供にその背中を見せるべし的な。

  • 数年前にこれを読んでいたら、否定しないまでもすんなりと嚥下することは出来なかっただろうなあ。今だからこそ素直にそうだよなあと肯定できる。特に、教員の褒める力と段取り力の章には手放しで賛同だ。一つ一つ自分に当てはめて考えると、斎藤孝が言わんとすることが分かる。この人のすごいところは、恐らく自分が経験を重ねてもこの本で言っていることが自分に当てはめて考えられるということ。それは、この人の論が普遍的で恒久的なある意味教育の真理を捉えているからなのではないか。つまり、そうかなぁと疑問を呈するところはまだ自分が至っていない境地なのだろう。この点においてニーチェに近似しているかも。

  • 「教師は教えることの専門家であると同時に,学ぶことの専門家」という著者の言葉に共感する。
    また著者はこうも言う。「教育にとって無関係なことは,世の中にほとんど」ありえず,「そういうものを全部吸収して次の日に生かせる仕事というのは,幸せな仕事」であると。

    その通りだと思う。教師は毎日が勝負なのだ。それだけに,子どもを育てるということの責任は重い。教師にとって必要な知見や資質を斬新な視点から考えさせてくれる書であった。

  • 今一度、教育について考える良い機会になった。また、実際に教育の現場で使えるテクニックや、役立つ文献情報もたくさんあって良い。

  • 教育者に必要な事柄について。

    立ち位置としては、当然ながら、学校教育からの視点が中心。
    (古い時代における『私塾』へのあこがれは感じるが。)

    筆者の考える理想の教育・教育者像が描かれる。
    確かに、すばらしいだろう、できれば。
    これを読んで教師を目指す若者がいるとしたら、きっかけとしては良いかもしれないがそのままで教師になろうとするのは危険だろう。世の中そんなに甘くはないというか、上手くいくことばかりではない。ギリギリのところで努力をしている人からしたら、辞める後押しにもなり得る。

    あこがれを伝播させるために先生は学び続ける姿勢をもち、太陽のようであるべし。

  • 「今、なぜこのことをしているのか」の目的意識をひとつひとつ明確に指導することが大切。

    宮沢賢治から引用された文章が好き。

  • 私は教育関係者ではないが、呼吸で身体を整え、感情をコントロールし、行動に結びつけることが大事だと実感する。

  • 勉強することがたくさんあると気づく。

  • 未読

著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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