道路をどうするか (岩波新書 新赤版 1164)

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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004311645

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  • [ 内容 ]
    日本ほど道路建設に金を使い続けている国はない。
    なぜそれが可能なのか。
    全国の事例や法制度をさぐると、道路計画や道路特定財源をはじめ、利権集団を支える強固な仕組みが浮かび上がってくる。
    それが市民生活や行財政にどんな歪みをもたらしているのか。
    これまでの改革の試みを検証し、「道路国家」を根本から解体する方策を考える。

    [ 目次 ]
    第1章 道路建設と道路特定財源
    第2章 道路優先の国土開発
    第3章 ムダな高速道路
    第4章 道路、日本危機の元凶
    第5章 「改革」の無残な失敗
    第6章 利権の壁を乗り越えるには

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • この著書の主張したい点は、一つ。
    それは、道路をつくることによって、国に税金が入ってくるという美味しすぎる仕組みを変えなければいけないという点である。日本は、欧米先進国をとっくに追い越し、世界一の道路王国となっている。それにもかかわらず、いつまでたっても道路を作り続けている。時代が変わっているのに変化を嫌う政府の旧態依然とした態度にメスを入れるべく一冊である。

著者プロフィール

五十嵐敬喜:1944 年山形県生まれ。法政大学名誉教授、日本景観学会前会長、弁護士、元内閣官房参与。「美しい都市」をキーワードに、住民本位の都市計画のありかたを提唱。神奈川県真鶴町の「美の条例」制定など、全国の自治体や住民運動を支援する。著書に『世界遺産ユネスコ精神 平泉・鎌倉・四国遍路』(編著、公人の友社)など。

「2022年 『世界遺産の50年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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