- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004311645
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
日本ほど道路建設に金を使い続けている国はない。
なぜそれが可能なのか。
全国の事例や法制度をさぐると、道路計画や道路特定財源をはじめ、利権集団を支える強固な仕組みが浮かび上がってくる。
それが市民生活や行財政にどんな歪みをもたらしているのか。
これまでの改革の試みを検証し、「道路国家」を根本から解体する方策を考える。
[ 目次 ]
第1章 道路建設と道路特定財源
第2章 道路優先の国土開発
第3章 ムダな高速道路
第4章 道路、日本危機の元凶
第5章 「改革」の無残な失敗
第6章 利権の壁を乗り越えるには
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この著書の主張したい点は、一つ。
それは、道路をつくることによって、国に税金が入ってくるという美味しすぎる仕組みを変えなければいけないという点である。日本は、欧米先進国をとっくに追い越し、世界一の道路王国となっている。それにもかかわらず、いつまでたっても道路を作り続けている。時代が変わっているのに変化を嫌う政府の旧態依然とした態度にメスを入れるべく一冊である。