メメント・モリ

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 338
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022515711

感想・レビュー・書評

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  • インドの写真とともに詩が綴られた写真集。昔流行ったそうだが、このスタイルはこの本が発祥だったのだろうか。詩は好みが分かれると思うが(出だしの一文は好きだった)、写真はまだミステリアスな雰囲気の残る時代のインドが映し出されておりオススメ。

  • 死とはなんだろう
    直感で感じ取るにはいいアイテム、写真集なので

  • 気になって読んではみたが、よく分かんなかったぜ!!

  • この本は汚れれば汚れるほど良い。と最後に言っている。汚れるほど捲らなければ、藤原さんが言っている事が私には本当に理解できそうにない。

  • 4/168
    内容(「BOOK」データベースより)
    『本当の死が見えないと本当の生も生きられない。1983年の刊行以来、30年以上にわたり多くの読者に読み継がれてきた超ロングセラー、装い新たに復刊。』

    『メメント・モリ』
    著者:藤原新也
    出版社 ‏: ‎朝日新聞出版; 復刊版
    単行本 ‏: ‎176ページ

  • 何回も読んでじっくり咀嚼したい

  • 斎藤工が生き方を変えた一冊と紹介していた本です。
    生きるとは死とは。
    人間として生を受けた使命は何なのか。
    感じろ、考えろ、思い出せ、と頭をガツンと殴られた気分になり、今の自分の情けなさに恥ずかしさと焦りが込み上げます。
    ほとんどが写真で、インパクトがある衝撃的な一冊です。
    残念ながら命には限りがあるのです。
    どう生きたいのか。どう死にたいのか。

  • 2018 

    「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」

    いのち、が見えない。
    生きていることの中心(コア)がなくなって、ふわふわと
    綿菓子のように軽く甘く、口で噛むとシュッと解けてなさけない
    死ぬことも見えない。
    いつでこでだれがなぜどのように死んだのか、そして、生や死の本来の姿はなにか。
    今のあべこべ社会は、生も死もそれが本物であればあるだけ、人々の目の前から連れ去られ、消える。
    街にも家にもテレビにも新聞にも机の上にもポケットの中にもニセモノの生死がいっぱいだ。

    本当の死がみえないと本当の生も生きられない。
    等身大の実物の生活をするためには、等身大の実物の生死を感じる意識Uこころ)をたかめなくてはならない。
    死は生の水準器のようなもの。
    死は生のアリバイである。
    MEMENTO-MORI
    この言葉は、ペストが蔓延り(はびこり)、生が刹那(せつな)、享楽的になった中世末期のヨーロッパで盛んに使われたラテン語の宗教用語である。その言葉の傘の下は、わたしのこれまでの生と死に関するささやかな経験と実感がある。


    「乳海(ちちのうみ)」
    死の瞬間が、命の標準時。



    死とは、死を賭して周りの者を導く、
    人生最期の授業。



    水はバイブルである。
    火はアナキズムである。
    太陽があれば国家は不要。


    「眠島(ねむるしま)」
    直物は偉大な催眠術師だと思う。



    「紅棘(あかいとげ)」



    ひとがつくったもにには、ひとがこもる。
    だから、ものはひとの心を伝えます。

    ひとがつくったもので、
    ひとがこもらないものは、寒い。

  • やはり、破壊力はあるなぁ~と。
    「人間は犬に食われるほど自由だ」「太陽があれば国家は不要」元ネタはこの本だったか。写真にも力がある。

  • また読みたい。次に読んだときは、感じ方がどう変わるのか興味深い。常に意識したい言葉。

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著者プロフィール

1944年福岡県生まれ。『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』『なみだふるはな』など。

「2022年 『若き日に薔薇を摘め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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