- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022519269
感想・レビュー・書評
-
なぜ探すのか、1977年生まれの人物の伝記を書こうとするのか。
ラウリの来し方を、同世代である私自身がどうであったかを思い出しながらぼーっと読んできましたが、先の理由に気付いたところで、ぐぐっと寄せられて、終盤勢いもって読み終えました。なるほど、そういうことか、、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4.2
-
どんな人物なのだろう?実在の人物?とかいろいろ気にしながら読み進めてみました。彼はおそらく天才なので苦労話とかが無くてとても良かった。面白く読めました。
-
佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD03540032 -
【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571068 -
バルト三国の最北に位置するエストニア。この国で1977年に生まれたラウリ・クースクという一人の男性の伝記を、ジャーナリストの〈わたし〉が書いている。
ラウリの伝記の合間に、〈わたし〉がガイド兼通訳のヴェリョとともに、いろいろな場所や人物を訪ね歩く様子が挟まれる。
幼少期から数字を書き連ねていたラウリは、父が勤め先から持ち帰ってきたコンピュータに心を奪われ、ゲームのプログラムを完成させる。しかし学校になじめず、村はずれの教会がラウリの唯一の居場所だった。
ソ連時代、ソ連崩壊と独立、そして現代と、エストニアという国の歴史とともに、ラウリの人生が描かれる。学生時代、仕事、人間関係など、すべてが時代に翻弄される。
表紙から受けたふんわりしたイメージとはだいぶ違う内容で、驚いた。かなり濃密な物語で、でもするすると読みやすく、途中で「そういうことか!」と衝撃を受けつつ夢中で読んだ。映画を見ているようだった。
サイン本。
-
さらっと終わった。何か伏線らしきものも仕込んではあって回収されてはいるのだけど、それで?という感じ。自分の好みとしては、もっとカタルシス、エンターテインメントを求めているのだな、ということを改めて思い知らされた。
-
第170回直木賞候補作
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50343756