ヨーロッパ・二つの窓: Toledo・Venezia (朝日文芸文庫 よ 8-1)
- 朝日新聞出版 (1997年8月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022641571
感想・レビュー・書評
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堀田善衛と加藤周一の二人が、ヨーロッパの文学、芸術、歴史について蘊蓄を傾けつつ、その文化的な多様性と歴史的な重層性を論じている対談です。
両者ともにヨーロッパに長く滞在した経験があり、トレドとヴェネツィアなどじっさいに彼らが見聞した都市の様子についての感想を織り交ぜながら、幾重にも入り組んだヨーロッパ精神のいくつかの襞にスポット・ライトをあてており、おもしろく読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(「BOOK」データベースより)
国と国とが地続きのヨーロッパでは、地形や言語・宗教・文化の違いが国境よりも大きな“境界”として人々を隔てている。独立を叫ぶ地方の背景にあるもの、北と南の文化の違い、そして今も生きる中世の影―。永年暮らした経験と、広い視野、深い知識で、ヨーロッパに働く遠心力と求心力を読み解く。
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