ダンシング・ウィズ・トムキャット (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.37
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本棚登録 : 78
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022647672

作品紹介・あらすじ

【文学/日本文学小説】海上自衛隊は、アメリカから払い下げてもらった空母〈キティホーク〉を改装し、ついでにノースロップ・グラマン社の倉庫に眠っていたF14も買い取って運用していた。そのF14──トムキャットで洋上訓練をしていた防衛大学校4年生の藍羽祥子に、遭難した漁船の位置確認の命令が下った。向かうは尖閣諸島の魚釣島。果たして祥子は、そこで何を見るのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 4.4
    面白かった。
    戦闘機モノですね。
    ただ、空自ではなく海自というところが、新鮮でした。
    トムキャットの部隊マークがなにげに可愛いです。

  • 海自がF-35B導入までの『つなぎ』として、購入したキティホークにF-14乗せてる世界と聞いたら買っちゃうでしょ(^^;

    航空機搭載領域警備艦『飛鷹』の帽子とパッチ欲しい。続き楽しみ

  • 尖閣諸島を含む東シナ海を取り巻く環境は、中国の太平洋進出、一帯一路政策と相まってエスカレートする一方である。これをテーマにした作品は数多く存在し、夏見氏も佳作を認めている。今までの作品が航空自衛隊の主力航空機であるイーグルをテーマにしていたのに対し、今回の作品は中古のキティーホークとF-14を護衛艦 出雲とF-35Bの組み合わせの繋ぎとして担ぎだした。もつともF-14とF-15が作品の上での違いは、艦載機か否かぐらいしか違いがないが。そして今回の主人公もヒロインである。このあたりは夏見氏の拘りなのかもしれない。キティーホークへの着艦やり直しポルターの間、いきなり哨戒活動に振り向けられ、そこで中国機と思われるJ-7と相見え、海上保安庁の救難ヘリを撃墜した敵機を撃墜する。前半部のドックファイトのスリリングな筆致は健在であり、エンターテイメント書きとして十分な力量を存分に示している。

  • しりきれとんぼ、というのが、読み終わった直後の印象。
    ぷっつりと話が終わってしまっている感じで、なんとなく不完全燃焼気味。
    続き物なのだろうか。
    主人公が、無鉄砲というか、身勝手というか、滅茶苦茶な行動ばかりしていて、かけらも共感出来なかった。
    「チェイサー91」がとても面白かったから期待していたのだけれど、非常に残念。

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著者プロフィール

1960年生まれの現役パイロット。その航空戦の描写のリアルさは現役ならではのものがある。迫真の航空アクションには定評があり、ほかの著書に『チェイサー91』や天空の女王蜂』シリーズなど。

「2021年 『スクランブル 蒼穹の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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