幸せはすべて脳の中にある (朝日新書 219)

  • 朝日新聞出版
3.72
  • (10)
  • (16)
  • (17)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 148
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022733191

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 動けば血の循環がよくなって、考えなければやり過ごせるということ。
    満足度5

  • 茂木さんが全ての話を脳科学の話に結びつけようとするのが、少し興をそがれました。

  • あまり余計なことは考えない

    間違ってる時は胸騒ぎがする

    迷ってる時は体全体で感じる

    意識して聞く 正しく聞く

    動くかどうか、自分の気持ちを何より大切に

    肌の触れ合いが一番大切

    【学ぶこと】と【行うこと】の一致

    みんなで分け合って生きる

    駄目なら駄目でいい

    自分をよく見つめてこれから何をしていこうか考える

    得意なものを考える

    特技を知る

    自分に合っているものはある



    メモ書き風に

  • 印象に残った文章。
    ・今において自由だと感じても、それはあっというまに不自由な過去へと変化してしまう。だから覚悟を決めて僕らは選択を決断するしかない。
    ・ほかの人はごまかせても自分はごまかせない。
    ・大学の唯一の存在意義は、師との出会いの場を提供すること
    ・元気の出ないときはまず歩いてみる事。行動する=前向き
    ・悩みというのは、今より良くなりたいという欲望からくるもの
    ・目の前の現実は変化するもの。だから今を楽しめ。

  • 朝日新書「幸せはすべて脳の中にある」を読了。天台宗の僧侶で、7年かけて4万キロを歩くという千日回峰行を2度達成した酒井雄哉氏と、著名な脳科学者茂木健一郎氏との対談をまとめたものである。

    茂木がインタビュアー的に質問を投げかけ酒井がそれに答える。そして茂木がポイントで解説、というスタイルで進行する。両者とも肩肘張らずに日常の言葉をぶつけ合うのは近頃の読者層の読書嗜好性に合わせようというものだろうが、ちょいと焦点がまとまらない。書名からして焦点が見えないのだから当然なのか?

    成道するために魔境に入る。

    そんな感想を持ちつつ読み進めていると、上記の言葉に出逢った。偽者のなかでまがい物ばかり見せ付けられたら本物は見えてこない。魔境を通り抜けてこそ真実が見える。成道が開かれるという。

    新興宗教流行りの時期に、関係者に聴かせたかった重い言葉である。学校など教育システムでは教えられない「ビジョン」を見せ付けられることで新興宗教や諸々の唱道者に惹かれてしまう若い精神に、ある種の警鐘を鳴らしている。この言葉は本物である。それにしても84歳という高齢ながら臆することなく自己の歩みを語る酒井氏の語りは、ずんとした重みで響いている。

  • 含蓄に富んだお話ばかりの対談集。
    脳科学者茂木さんと、天台宗のお坊さんである酒井雄哉(さかいゆうさい)さんが、人生や仏教やご縁や幸せなどをテーマにお話されている。

    ●「知る」には「知識」と「知恵」がある。知識というのは、本で読んだり学校で習ったりするもの。学んだ知識はじっとしているだけでは活用できず、実践しなければならない。実際の生活の中でいろんな気付きがあったとき、初めて知識が生きてくるということになり、生活の知恵となる。

    ●ご縁があっても何となく通り過ぎちゃう人もたくさんいると思うけれど、やはり大事にして生かしていくことが大切。

    ●縁を生かすということは実行すること。そのままにしていたら全ては通り過ぎていってしまう。そうした出会いがあったときに、積極的に動いて初めてそれが成就する。

    ●縁があって何かに出会う。その出会い感銘を受けたら、行動する。

    ●セレンディピティ=偶然の幸運に出会うこと
    セレンディピティをはぐくむために大切な3要素。
    ①行動
    どんな理由でもいいから、行動して広い世界に出て行くことが
    必要。
    ②気付き
    自分の人生を変えるような大切な出会いがあるのに、それに気づかない場合もある。自分がもともと目的としていたこと、注目していたこと以外の、視野の「端」にあるものにも心を傾けることが大切。
    ③受容
    セレンディピティにおいては、自分が今まで築いてきた世界観や考え方と必ずしも相容れない何ものかを受け入れる必要がある。その過程の中で自分が変化することを受け入れる勇気があるか。

    ●自分をだませば、おそらく死ぬまで大きな荷物をしょって歩かなければならない。

    ●相手に対してアドバイスをすることは首尾一貫しているけれど、そこから相手がどういう行動ととるかというところまでは干渉しない。相手の思惑を先読みしなければ、人間関係に疲れることはない。

    ●今いるところが一番幸せだと思っていればいい。そして、感謝する。

    ●好きなのに結婚しないってことは、好きな気持ちよりも違うものの方を大事にしてるんだ。行動には気持ちが表れる。

    ●物事にこだわらないことが、生きる上ではとても大事。

全20件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

■酒井 雄哉(サカイ ユウサイ)
天台宗の僧侶。1926年、大阪府生まれ。
太平洋戦争時、予科練へ志願し特攻隊基地・鹿屋で終戦。
戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、39歳で得度。
7年かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を1980年、87年の2度満行した。
天台宗北嶺大行満大々先達大阿闍梨、大僧正、比叡山飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。
2013年9月23日、87歳で入滅。

「2019年 『人生を楽しく過ごしなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井雄哉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×