天と地の守り人〈第3部〉 (偕成社ワンダーランド)

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  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035403401

感想・レビュー・書評

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  • ついに終わってしまった。
    戦争の描写が嫌にリアルだったな、チャグムはそんな中を必死に生き抜いて、ついに父である帝と向き合って別れを告げた。
    はあ、人の考え方を変えるのはとても難しくて、どこかで諦めも必要なんだね。
    最後の最後、バルサとタンダとトロガイが平和に暮らしてくれてるのが分かってよかった。チャグムたち兄弟が外で遊んでるのにもほっこり、これからが大変な道のりだけどチャグムなら大丈夫だと確信できる。この先の未来を想像できるなあ。

  • 一大叙事詩を見事にまとめ上げてます!読み応え抜群の一冊です。上橋 ファンタジーの真骨頂ですね

  • 2020.05.09

    見届けた…私は見届けたよ…!

  • あぁ何度読んでも、ドキドキする場面の連続(゜゜;)

  • 「守り人」シリーズ、最終巻の第3巻。
    とうとう完結。ほんとによかった。
    チャグム、立派になって。ニノ妃には泣かされました。 これで北の地の話は、そしてナユグの春の話、チャグムの話は一応終わったわけだけど、バルサの話は終わってないよね。でもまあ、終わりはないのかも。いつか、バルサが自分の中のあれこれとどう折り合いを付けるのか、あるいは何かバルサを驚かすものが現れるのか……そんなことを思う。でも、とりあえずはタンダ(タンダ〜、ほんとにもう!)と一緒だし。トロガイ師もいるし。
    良いシリーズでした。万人におすすめ。

  • 118:物語の完結に相応しい、それまで旅してきた国、関わってきた人すべてと関わる壮大な物語でした。戦のシーンはやっぱり辛くてしんどくて、タンダの負傷とバルサとの再会のシーンは、何かもうこのふたりの絆の強さをいちばんシビアな、シリアスな形で見せつけられて、ひたすらに打ちのめされました。バルサやタンダにとって、その決断は選択の結果ではなくて、当然のことだったんでしょう。この一種残酷な選択を書いた、上橋先生を心から尊敬します。泣きました。

  • シリーズ初期のファンタジックな要素、
    中盤から顕著になった戦記ものとしての風合い、
    そして一人の若者の成長譚。
    それらが渾然一体となって物語を形作り、大団円を迎える素晴らしい最終章。

  • 再読。
    どうなるか大体分かっているのに、引き込まれる。
    番外編も読むつもりです。

    他の作品も読み返そうかなと思うくらい好きな作家さんです。

  • 2018/1/8 シリーズ全10冊、読了。10冊通じて、息もつかせぬ展開。こんな世界観を作り上げてしまうなんてすごい。シュガがいい。

    あとは番外編。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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