アリスのうさぎ (ビブリオ・ファンタジア)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 419
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784037272104

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の<児童読書相談コーナー>で
    アルバイトをしているわたしのもとには、
    なぜか、不思議な話が集まってくる。

    「天使の本か悪魔の本か」「美術館の少女」「アリスのうさぎ」「白い着物」の四編からなる斉藤洋の奇譚集。

  • 図書館の児童担当の仕事をメインにしたお話だけど、図書館のお仕事小説というより、不思議な話をみんなが話にくる…という感じでした。
    図書館小説として読むと、がっかりするかも。

  • ホラーまではいかないけど、ちょっと不気味さもある不思議なお話が詰まった短編連作
    表紙イラストがそうだと思ってたから主人公女の人かと思ってました

  • ビブリオ・ファンタジアだそうです。

    すぐに命にかかわるようなことはなく、人にうつることもなく、それでも、一年間くらいは、きつい仕事はだめ・・・・、という、そういう病気にかかっていることがわかり、決まっていた大手の建設会社の就職を辞退。
    暑くもなく寒くもない屋内で、すわって、のんびり、一日五時間、そういう仕事なら大丈夫~というわけで、図書館の児童読書相談コーナーにバイトすることになった主人公。

    そのカウンターに訪れる人が相談する内容がいずれも、ちょっと不思議な話。

    こういう設定で、図書館が出てくるのは、ちょっと納得がいかないが、そんな若い男性が図書館カウンターがいて、児童読書相談にのるのはいいかも。
    しかも彼は元カノが絵本好きだったことなどから、夏休みに司書の資格までとっていて、絵本にもちょいと詳しい。

    なんて幸運な設定なんだろう。

    しかし、相談者の話はとても楽しい。

    天使の本か悪魔の本か
    美術館の少女
    アリスのうさぎ
    白い着物

    「特に天使の本悪魔の本」

  • 装丁がなんとも好き!イラストも構図も文字構成も!
    作家さんは、ルドルフ、ペンギン、白狐魔記の斉藤氏だから物語には、問題なし…のはずなんだけど、児童書にしてはちょっと違和感
    今の子どもたちってこんなシュールな展開が好きなのかな?

  • 図書館の児童書受付。
    悩み相談。

  • すぐに命にかかわるようなことはなく、人にうつることもなく、それでも、一年間くらいは、きつい仕事はだめ……そんな病気にかかった主人公は、市立図書館の児童読書相談コーナーで、相談を受けたり、児童書を読むだけ…というアルバイトを始める。
    (ま、もちろん実際には、図書館にそんな楽な仕事をやらせてくれる余裕はないと思うけれど、実に羨ましい限りである。)
    昔つきあっていたガールフレンドの影響で、児童書にくわしかった主人公は、子どもたちや母親の読書相談を受けることになる…のだけど、「読書相談」というよりは「相談」ごと?それも不思議な話ばかりで…。
    「天使の本か悪魔の本か」が好きかな。

  • 図書館の児童読書相談コーナーでアルバイトをする私

    なぜか相談コーナーには不思議な話が集まってくる…

    短編集のような作りで読みやすい
    不思議な世界

  • 図書館の児童読書相談コーナーでアルバイトをはじめた私の所へやってきた人たちが語るのは、なぜか少し不思議な話ばかり。今は見つけられないけれど、自分の受験を助けてくれた本、写真に写らない女の子。あれは夢だったのか、幻を見たのか、それとも・・・?

  • 「ルドルフとイッパイアッテナ」の斎藤洋さんの2016.8発行の新刊「アリスのうさぎ」、心勇んで読みました。内容は「う~む」の一言です。私には記憶に残らない作品でした。失礼しました。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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