- Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040652153
感想・レビュー・書評
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不思議な作品
多様性あり詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかったー!芸大文芸学部の人々が、はじめて俳句に触れていく話 創作する人には馴染みのある感情ではなかろうか
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読みたかったやつkindleunlimitedにあった
超おもしろ〜!!オタクはなずなさんに感情移入すること間違いなし -
いやめちゃくちゃおもしろいな!!!笑
俳句って勝手に難しいと思ってたけど、すごい身近に感じた。キャラクターもめちゃくちゃ個性的なのに身近に感じられてすごい好き。 -
なずなさんの回、平静を保って読める日がくるのだろうか
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俳句と現代の若者の言語感覚との相克。猫可愛い
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了
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仕事がらみで、本田の『ほしとんで』の既刊1~2巻と、枡野浩一原作/小手川ゆあ画の『ショートソング』全2巻を読んだ。
前者は俳句、後者は短歌の世界を舞台にした青春マンガだが、まったく対照的な作品になっているのが面白い。
『ほしとんで』が恋愛要素絶無の非リア充マンガであるのに対し、『ショートソング』は恋愛要素メインで美男美女ばかり出てくるのだ。
非リア充な私は当然、『ほしとんで』の方に深く共感した。
まあ、『ショートソング』もわりと面白いし、小手川ゆあの絵はすっきりキレイでいいんだけど、ストーリーにまるで共感できなかった。
歌人の枡野浩一が書いた小説が原作であるわりには、短歌が目的ではなく手段として使われている印象を受けた。
主要キャラたちの恋愛模様を描くことが目的で、それを彩るスパイスとして短歌が用いられているだけ……というふうなのだ。
そもそも、主舞台となる短歌結社「ばれん」がリア充な若者だらけである点が、なんか絵空事な気がしてしまう。
まあ、「短歌結社=老人メインの集い」という私の先入観が偏っているのかもしれないが……。
いっぽう、この『ほしとんで』には俳句に対する愛が全編にあふれている印象。
俳句の基本を知るための入門マンガとしても上質で、読んでいると「私も俳句を作ってみようかなァ」という気になる。
舞台となる八島大学藝術学部(日芸がモデルなのだろうが)の俳句ゼミに集う面々のキャラが立っているし、
言葉のセンスも抜群だ。
何気ないセリフがおかしくて、オフビートな笑いがジワジワくる感じがたまらない。
主要キャラ6人(俳句ゼミ生5人と講師の俳人)に甲乙つけがたい魅力があるが、私は「脳内言葉がネット民ぽくなってしまう」地味メガネ女子・薺(なずな)さんが推しキャラだ。
俳句ゼミ生たちはそれぞれ、小説家などの表現者を目指しているという設定。彼らの表現者ワナビぶり、自意識過剰ぶり、中二病が悪化したようなこじらせっぷりが、こちらの心にもグサグサ刺さる。
彼らが俳句に挑む姿を通して、言葉で自分の思いを表現することそれ自体の喜びが、くり返し描かれていくマンガでもある。
〝文化系青春マンガ〟の快作。 -
歳時記、短冊、アイデア探し。