- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040800134
作品紹介・あらすじ
クリーンな情報は単に情報としてのみ機能するのに対して、汚染された情報は私たちの精神や思考に害を及ぼすので、多くの情報に触れる人が、被害を多く受ける可能性が高くなる。行動を決定するために必要なのは情報である。私たちは情報を受けて、自分の行動を適切に選択するので、受け取った情報が汚染されていれば当然、私たちの行動も誤ったものになる。問題は、汚染された情報とクリーンな情報の判別がとても難しいことだ。しかし、対策が存在しないわけではない。
感想・レビュー・書評
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情報を伝える経路、情報を位置づけることが大切である。リアルとネット、何かが間違っている。
便利とは どういうことなのだろう。
チェックリストがあるので、機械的に分けることもひとつのやり方である。
私たちの望むものは?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本人いわく研究者として書かれている本のようで、実際にも論文調の書き方であり読んでいて面白くない。
結局情報というものはすべてがきれいにおぜん立てされたものではなく、むしろその汚染というものを与えられた自分自身が取り除きながら慎重に対処していけという事で良いのだろうか。
ネット社会の情報を有無も言わずすべて正しい、そして逆にテレビや新聞のニュースは偏見だという論調が消えない限り汚染は消えないだろうな。どちらも鵜呑みにせず吟味し突合せしながら確認することが重要なのに。
著者曰く、必要なことはいろいろな物を見て、いろいろな人と出会い、いろいろな価値観を知る事であり、また、直接会ったり、電話経由で音声を聞いたり、書いたりすることである。当たり前が当たり前ではなくなったこの時代昔回帰もあながち否ではないのかもしれない。
情報経路の性質
任意性 無関係性 権威性 継続性 開放性
情報の三要素
事実性 論理性 誠実性
情報会社は時間を節約してくれているわけであり、信用を売っているわけではないことに注意が必要。
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自分が書名を見て思っていたのが、ネット上に出回るデマについて書いた本かと思ってたということもあるだろうけど、正直つまらなかった(全部読んだけど)。
なんというか周りくどい。これこそまさに情報汚染じゃないかといいたくなった。どうせならあとがきに、「この本も汚染していると捉える人もいるだろう」と書かれてあればまだよかったのだけど(もしくは、「この本は全く汚染されてないクリーンな情報で構成されている」と書いてあるか)。
株投資は三角クジと同等というのはなのだろう。三角クジで稼ぐ人は聞いたことないけど、株で稼いでる人は何人も聞いたことあるんだけど。
それと、30代なのに学生時代の友人の影がまったく見えない人間は信頼しないほうがいいらしい。それを見てなぜか悲しくなった自分・・・。後、国家や民族の価値観を信奉する人間より、地球全体の価値観を信奉する人のほうが圧倒的に信頼に足るらしい(この本ではそれを前提のように書いてあった)。
それと、STAP細胞も最初に報道された時点では信頼に足らないものだったそうだ。後付けな気がしてならないのだけど、いったい何を信頼すればいいのやら・・・。
正直、この本を読んでいたらほとんどのことが信頼できないような気がするのだけれども(だから情報汚染と言っているらしいが)。
本当この人は、何の意図があってこんな本を書いたのだろうか。 -
「はじめに」と7章、12章を読んだ。
全体的に、文章が硬い感じがした。
もう少し吟味して選べば良かった、と反省した。 -
重要なことは何がどこに書いてあるかということだけであって、必要な情報を必要な時にひきださせる能力の方が圧倒的に重要である。
情報を集めて、そこから意義ある行動を行う人間たちは、どのような情報にも依存することはない。それらの情報から事実を抽出する訓練や関連背景知識の習得あhネットでは行われないことを知っている。ましてや目的とは、自分の目的なのであるから、ネットに転がっている誰かの目的を借用してすむわけもない。 -
機器を使えないから「情報弱者」ってのは説得力に欠ける。
それと、朝日新聞を見ていると「情報経路の汚染」がどのようなものかって実感する。 -
前半の情報の定義は「こういう考え方があるのか」と結構面白かった。中盤に進むにつれ、その極端なものいいと、「それは当たり前だろう」の内容の連続になり、後半のより汚染されていない情報獲得の実践も「それは当たり前だろう」以上の感想は出ない。
情報というものの学術的再定義に意義はあるのかもしれないけれど、情報選別の実践として読もうとすると非常に物足りない。