バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2012年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041002063
作品紹介・あらすじ
大統領選に出馬する若き議員が、謎の死をとげた。依頼を受けた平賀とロベルトはFBIのビル・サスキンス捜査官と共に、政財界の要人のみが参加できる秘密の降霊会に潜入し、事件を捜査することに。
「バチカン奇跡調査官シリーズ」第6弾!
感想・レビュー・書評
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シリーズ六冊目。今回は奇跡調査官っぽかったか。そこら辺の相変わらずな蘊蓄はさておき。ロベルトさんの食に対する飽くなき美意識がやけにクローズアップされてましたな。アメリカ飯の描写…(笑)そして、平賀君の『ロベルトをいぢめるな!』からのエンジン全開っぷりがカワユかった。こんなんだとジュリアさんのロベルト嘘つき発言を腐的に勘繰りたくなっちゃうじゃないか。そんなわけで、腐った眼からも次巻、楽しみにしております。
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いよいよクライマックスに向かって動き出すぞ・・・ってところで終わり。そろそろ役者も揃ってきたようなので、次回あたりでシリーズ完了か?
ローレンは?ビルは?これからどうなるのか、と期待を持たせたまま。ある意味でうまい終わらせ方。
後半の物理的な説明文は冗長。著者が知っている知識を並べ立てて「どうだぁ~」と自慢されているような感じ。それを除けば、ストーリーも展開も良く、面白く読める。 -
面白かったけどトリック難解すぎてついていけなかった。。。ブラックホールにのみこまれたおじさんはどうなったのさ。。。
そして最後に爆弾2つくらいぶち込まれた。
ビル家族の話は背筋が凍る。。。
2023.3.3
30 -
謎解きがよくわからなかった。結局、ブラックホールは現実的に可能なんでしょうか…。前作から謎解きに無理がある気がします。面白いんですけどね。最後は、ビルの家族の裏についてゾッとしました。そしてローレン気になる…。
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生徒の寄贈本。面白いと読んでいくと最後の方は急展開になり、伏線も分かりづらかった。シリーズなのでこれだけ読んでも面白さは半減のようだ。蔵書にしますが。
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バチ官シリーズはウンチクが盛りだくさんですが、特に今回は盛り込んできましたね。第六章のラプラスの悪魔ではほとんどがウンチク語りでまったくチンプンカンプンです。物理は専攻していなかったので一ミリも理解出来なく、ほとんど飛ばして読みました。
説明文も文体が固く、作者自身が理解していないからでしょうかね? もっと化学や物理に明るくない素人にも分かりやすく書いてもらいたいです。
今回の事件で風呂敷がさらに大きくなり、そういったウンチクが多くなることは容易に想像がつきます。どんどん大きくなって、どう物語りをまとめていくのか気になります。
楽しめる作品なら別にいいのですが、ある程度のウンチクの分かりやすさも大切だと思うんです。切実に。
ああ、でも本当にローレンどうなっちゃうのか、次巻の展開がすっごい気になる終わり方。ビルもこれから受難に巻き込まれていきそうですし、魅力的な登場人物が沢山出てきました。
続きが読みたい、その欲求が心の底からわき上がります。そう思える本には今までに出会ったことのないので、ドキドキが止まらないのがこの作品の良いところでしょうか。
ときにこの小説ホラー?
ミステリー要素の方が濃厚でホラー要素が見当たらないのですが。 -
平賀が「スパコン」って言ったのが引っ掛かった。
彼なら「スーパーコンピューター」って言いそうだから。
てゆか次はいつ出るの? -
シリーズ最新刊。
ロベルト活躍でお気に入りです。 -
どんどんとっぴょうしもなくなっているような気が。
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アメリカの政財界御用達の降霊会から広がる、トンデモ科学な超常現象と陰謀論に今回もワクワク。
ロベルト平賀コンビの互いへの信頼感と思いやりに萌えつつ(この巻は特に平賀からロベルトへの想いが凄くてニヤニヤした)、いつの間にかすっかりレギュラー化したFBI捜査官ビルくんの真っ直ぐさと受難ぷりに胸が痛くなりました。
そして次巻への伏線をがっつり張ったラストに期待を禁じ得ません。その前に読み返そう! -
キャラ萌えはするけどストーリー的にはさほどなのです(笑)
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今回も凄いスケールで話が進んで行きましたね・・・
平賀のターンが多いんだろうなと思いつつ読んでいましたが、平賀の説明は全体の3割も理解できなかった気がします(笑)
むしろビルさんが読者を代表してくれる役割で本当に良かった!
でもサスキンス家にも何かあるんだろうなと思っていたら・・・ラストに衝撃が。
ドSっぷりを発揮するジュリア司祭も出てきたり(笑)
天使の笑みと悪魔の笑みを使い分ける人なかなかいない。
平賀のターンだけでなく、ロベルトもかなり活躍して良かった!最後の最後にも2828する展開が・・・
平賀、大天使から救世主へ。
前回同様、ラストがクライマックス過ぎて涙が出ましたw
次はローレンきますよね!ね!
ちゃんと戻ってきてくれる事を主に願います。
このシリーズは早くも期待してしまいます。
期待の☆4つ。 -
今巻はアメリカが舞台の、オカルトがいつの間にか陰謀系になってるよーという話。
相変わらずトンデモネタなんだけど、ここまで開き直ってぶっとんでると、こっちも開き直って楽しく読める。
いやでも藤木さんのことだから、全て想像の産物ってことはないんだろうなあ。ちゃんと怪しいながらも資料は当たってるんだろう。参考文献書いてあるしね。
「こういうトンデモ説があるんだけど、どうよ!」と、面白がって紹介してるというかw
今巻は物理化学系の話が多かったので、半分理解できたかどうかも怪しいけどね^^;
どうやら文系らしいサスキンス捜査官に、実に親しみを感じました。
ところでこのシリーズ、オビによると累計55万部ですってよ!
すげーなー! 数字をどこまで信用すべきかはアレですが、少なくとも藤木さんがとうとうブレイクしたんだっつーことだ!
長年愛読してきたマニアックな作家さんがブレイクするのはもちろん嬉しいのですが……個人的に言わせていただくと、朱雀十五シリーズの方が好きなんです!
ここ数年、こっちのシリーズばっかりバンバン出て、朱雀シリーズ出てなくないですか(T∇T)
いやこっちも面白いんだけどさ…… -
凄い練られている作品だなぁ……と改めて感じました。
でも数字に弱いので、そこ関連はかなりさらーっと読んだ場面もあり(>д<*)スミマセン!
この巻では各々のファインプレーよりも団結したプレーが目立っていて、久々な感覚でした。
次から次へと気になることを残してくれるシリーズなので、続きも楽しみ!!!