櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2368
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006955

感想・レビュー・書評

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  • 3つの物語が収録された短編集的な本でした。
    どんでん返しや、ワクワクするトリック等はあまり無かったですが、キャラクターと物語の雰囲気は良かったです。
    小説が全18巻ということで、かなり長いですが少しづつ読んでいこうと思います。

  • 登場人物、トリックは今までどこにでも出てきた感がある。同人誌感ともいえるか。未来のことが少し書いているが、巻数がないのにそれはやめてほしい。続きをどんどん買ってね、アピールなのか。この手法は好きではない。

  • 【再読】九条櫻子は旭川の名家のお嬢様。何よりも『骨』を愛する美しき標本士であり、検死の真似事もできる。行く先々で『死』と出会う櫻子さんは高校生の館脇正太郎を伴い、死体や骨から死の謎を解いていきます。謎が解決しても必ずしもハッピーエンドにはならないというのがこの作品の魅力でしょう。冷徹で合理的な櫻子さんと、感情を迸らせる正太郎の会話の絡み合いが物語を盛り上げています。故郷の旭川が舞台の作品というだけで読み始めましたが、なかなか面白い。いずれ櫻子さんがいなくなる描写もあり、物語の辿り着く先を見届けたい。

  • 令和4年9月の特集「がっつり読書!」

  • 三度の飯より骨が好きという変わったお嬢様とお嬢様に連れ回される僕の距離感がよい。お嬢様が変な趣味を持っていなければとても美人で付き合っていただろうに、変人であるとあのような距離感になるのか。お嬢様は検視のまねごともでき『謎解きはディナーのあとで』のような作風だった。

  • #読了

    骨を愛する櫻子さんのお話(雑な説明)
    1巻読了したけど、読みやすかったのでとりあえず続刊購入予定。

  • 魔女が寸胴鍋で骨のようなものを煮込む姿は、実際に見てみたいたものベスト10に入ると思うのだ。それをいとも簡単に、小説中で日常的に登場させているところがすごい。しかも魔女は美女!

    骨格士の櫻子さんと、ふりまわされる高校生の正太郎。検死官や法医学者が主人公のものに構図は似ている。死体は語る、からはじまるミステリー。短編集なので、毎回死体を発見。大変。
    映像化に向いてそう。アニメ化されたのも納得。

  • 文体は非常に読みやすく、テンポもよかった。
    短編が3つ収録されている。

    櫻子は科学的なものしか信じず、
    人の心の機微には鈍い感じの人。

    3つ目の話では、登場人物各々が選択を悩む問題が。
    ラストは若干櫻子も目立たずで話が進む。

    3つ目が一番良かった。
    次いで2つ目。

  • 言葉の使い方が難しかったり専門用語が出てきたりで何度も調べながら読み進めました。勉強になりました。

  • 主人公の設定が見えてこない不親切設計。キャラが濃いんだか薄いんだかよくわからなかった…。ちょいちょいひっかかる文法があるけれどすごく気になるというほどでもない。内容はたしかに薄い。何も考えずに読むには良いかな?

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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