- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041013298
感想・レビュー・書評
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エリザーベト・バートリという大ヒントが序盤からでることで、「若い女の血を飲む女」の話だと見せながら途中で「男の血を飲む男」の話にスイッチしていくのはなかなか面白かった。若干疑問なのが、この作者、あまり屈託のない女性に関心がないのだろうか。嫉妬深い陰気臭い女性キャラクターが多く、やや描写に物足りなさを感じる。ウロさんなど、男性の描写が面白いだけに……余計に目立つ気がした。
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面白かった~、と読み終わってから2巻を読まずに3巻を読んでしまったことに気づいた~苦笑
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シリーズ三作目。今回は《人魚》の話。
犯人の犯行に及んだ動機に、やるせない気持ちでいっぱいになる。
巻末で明かされた洗足と青目の関係には驚愕した。 -
妖人であるが種族は違う被害者。
背中を押されなければ実際に行動に移し事件に関連した者は少なかったろうが、またしても悪魔の囁きが人を増やしたよな。
曖昧な種族登録や偽物が出回るぐらいなら、最初から登録の項目に追加しなければ良かったのでは。
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妖人という人種を設定したことで人の業を上手く表現している作品だと思います
実は次の作品も読み終わるところなのですが、次の作品は更にいいものに仕上がっています -
単行本だとやまねあやのさんイラストだったのがホラー文庫では中村明日美子さんになってる
どちらも好きだけどな〜 -
ヒトではない遺伝子を持つ妖人に纏わるミステリ第3作。面白かった。けど、ミステリとして話が良く出来ているので、逆に妖人設定が要らないように感じてしまったのがやや勿体無いかも。