花仙国伝 金の獅子と風の蒲公英 (2) (角川ビーンズ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041072639

作品紹介・あらすじ

「私、この人のために生まれてきたんだわ」時の花仙が王を見いだす百花繚乱の世。芸術の都・北煌では新たに咲いた蒲公英仙が、王を選べずにいた。焦る蒲公英だが、二人の太子――破天荒な礼苑、実直な叡春との出会いにより、花仙としての役割を自覚していく。だが、王不在の北煌に侵略の手が迫る。さらに瑞と東煌の王が三国同盟を持ち掛けてきて、蒲公英たちは決断を迫られ……!? 煌めく宿命の中華ファンタジー・第二弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 王を選ぶというわりに政治関連の描写が浅いのが気になる。
    この国の王族、芸術家のパトロン以外に政治的役割何もしてなさそうで怖い。
    恋愛としては良いと思うのだけど、選ぶのが王なので、もうちょっと重みがほしい気がします。

  • え、待って、1巻と主人公違うの!?
    王と花仙との関係とか天の掟があるところとか設定が色々十二国記と似てるなぁって思ってたけど、1巻ごとに主人公変えるところまで似せるの!?
    十二国記と比べてしまうからなんか浅い話だなぁって感想になってしまう!申し訳ないけど!

    最後の礼苑が啖呵切るところとかかっこいい。ちょっとご都合主義で終わった感はあったけど。
    吹っ切れた壡春がいきなり少年漫画の主人公みたいになって不安。慎重派でうまーく世間を渡り歩く感あったのに!大丈夫か!?
    あと蒲公英の性格自体はふわふわして少女漫画の主人公タイプなのに、能力は陰口を拾い嘘を見抜くというある意味人の闇を見つめるえげつないものというところがすごく良いと思う。

    今後南煌がどう攻めてくるのか、気になる終わり方だった。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。第13回角川ビーンズ小説大賞にて審査員特別賞、第9回集英社みらい文庫大賞にて大賞受賞。おもな作品に、『おにのまつり』(講談社)、『ノベルダムと本の虫』(角川書店)、「花仙国伝」シリーズ(角川ビーンズ文庫)、「悪魔のパズル」シリーズ(集英社みらい文庫)、「毒舌執事とシンデレラ」シリーズ(講談社青い鳥文庫)などがある。

「2023年 『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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