人間失格 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041099124

感想・レビュー・書評

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  • 世界一好きな本
    読んでいる時はこの本に囚われて少しの時間でもあれば永遠に読んでいたくらい引き込まれた。

  • 世間は個人。

  •  そりぁ、そんなことばかりしていたら失格だ。拒否の能力の無い者の不幸…とは言いながらも、そりぁだめだ。
     彼は罪人から狂人へ、そして廃人へとなっていった。

  • 現代の「孤独」にもつながりそうな主人公の生き方や考え方が魅力の作品。ろくでもないシーンがたくさん出てくるのですが、どこか共感できて、ちょっと笑ってしまって、そして深く考えさせられる。有名な作品ですが、やはり読んでよかったなと思いました。

  • 読み終わってちょっとぐったり。
    葉ちゃんにお疲れ様と言いたい。

  • もう5回以上読んでいる。読むと何故かみたされる。

  • 「太宰治」は作品だ。
    あなたは狂人じゃないと伝えたい。
    頭の良い人だ。その豊かな感性を表現する能力を生きているうちに発揮できなかった事が残念だ。
    恐怖、怖がり、それは愛嬌なのだろうか、それとも計算なのだろうか。何とも興味深い人間である。
    人間失格だとか、狂人だなんて言葉で収めては勿体ない。 

  • 映画では、端折ってる部分が多すぎで繋がりにハテナ?が多かったが、本を読み返すとやはり面白い。人間誰しも葉蔵のように人を信じれず人間が怖いと思う瞬間があるんじゃないか、と共感もあった。
    「人に好かれる事は知っていても、人を愛する能力に於いてはかけているところがあるようでした」
    この一文も、人が怖いからであって葉蔵が悪いわけじゃない。分かるなぁ、と。人を愛せる人が羨ましいし、すごいと思う。でも、それを大抵の人は当たり前のようにやってのける。うーん、と思いながら、葉蔵と自身を重ね読み切った。

  • 2022年4月9日読了

    名作と呼ばれる文学小説なので
    その世界観を理解したいと買ってみたが、
    正直何かしら感想の抱けるほど理解が出来なかった。繰り返し読むべき1冊なのかも。

  • 主人公の葉蔵は、道化で人と自分との間に壁を作るにも関わらず、些細なことで傷つき、人に嫌われることを恐れている。太宰も自身への批判に過剰に反応して自分を大事にしてくれる人との関係を悪くしていた。葉蔵は太宰ほどの攻撃性はないが、その内面の脆さは似たものを持っているのではないか

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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