美しく怒れ (角川oneテーマ21)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月10日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041100240
作品紹介・あらすじ
怒らないのは堕落である!「人間」を凝視する、岡本太郎の日本論。
感想・レビュー・書評
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改めて読みました。
岡本太郎さんの怒るポイントは一貫しています。
とてもいいなぁと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太陽の塔の内部が公開されたことを
キッカケに読んでみた。
とても純粋な人だったのだと思う。
「怒られる」と見たら「おこられる」と
読むのが一般的だろうが、
この作品では「いかられる」という体験を
することができるような気がした。
純粋に本能的に衝動的に爆発的に生きることが美しいと
言ってくれているように感じた。 -
図書館で借りた。
昨年末から年またぎで読んだ本。
年末から読んで良かった。
ただ、いろんな雑誌に掲載したコラムを寄せ集めているため、時代がいろいろだし、テーマもあちこちに飛ぶという言う印象。
テーマは章ごとにまとめてはいるけど、太郎さんのエッセイには必要無いのかも。
再読
前回星なしなのか評価し忘れか。今回星4つで。
2019年5月10日読了。図書館で借りた。
一度読んでいたとは。ブクログしてなかったらわからなかった。
太郎さんの本を読み漁っていた時期があったから‥。
今読むと、いろいろとここに線引きたい! という箇所がたくさん。人は変わるものだとつくづく思いしらされた。
特に後半に色々と。 -
岡本太郎らしい一冊だが、岡本太郎的なエッセンスは「毒を持て」「盾をつけ」「孤独を抱け」の3部作の方が綺麗に纏まっていて網羅性もある。
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岡本太郎が当時 憤っていたことは、今も全く改善されちゃいないって感じたなあ、、でもまあ人間だから 仕方ないのかも、、、だからこそ、この人の考え方は、今も持ち続けて美しく怒っていかないとな、、
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vol.198 欺瞞を見抜くために必要な眼とは?「肩書きは人間」と言い張った巨人の言葉。http://www.shirayu.com/letter/2013/000400.html
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決して古くない、今の時代に必要な良書。
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芸術は爆発だ、で有名な岡本太郎の内面が知りたくて読んだ。
怒りこそ人間社会を作るエネルギーになる、というのが彼の主張である。
彼の内面描写は理想主義であり、反現代社会を感じさせる。
例えば改札は人間を信用していないからなくせ、俺は通りたくないという。なぜ改札をするのかと言う。彼のように考える人がいるから改札があるのだ。お金などはらわずに乗りたいと考える人がいるから改札があるのだ、鉄道会社にも人や機械でコストがかる。自分が芸術作品を依頼されたら彼はお金をもらわないというのか?矛盾にあふれた理想を描くのである。
そして現代社会の否定である。彼は日本らしさを愛しているらしい。縄文文化にそれが現れているという。しかし彼が嫌う現代社会も結局は日本文化なのである。過去の先人たちが試行錯誤して作り上げた文化なのである。彼の主張は日本文化の名を借りた、自分が気に入らないものの否定にすぎない。
もちろん彼の主張は矛盾ばかりだ。だけど彼にとってはその主張が正しいかどうかは問題ない。
彼が目指す理想と現実にギャップがあり、それをなんとかしたいという想いこそが作品を生み出すエネルギーとなり、岡本太郎という芸術家を作っている。それでいいのだとも思う。 -
今一番の愛読書。自分の心の中でいやったらしい考えが浮かんだ時に読んだら目が覚める。彼のような生き方をすることは、確かにこの現代社会では困難だ。しかし、この本を読むか読まないかで、人としての根っこの部分はかなり変わってくるだろう。
著者プロフィール
岡本太郎の作品






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