氷菓 (14) (角川コミックス・エース)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041123867

作品紹介・あらすじ

漫画投稿を続けていた摩耶花は小さな賞ながらも受賞した。一層執筆活動をがんばろうとしていたところ、「漫研」内の「描く派」「読む派」が対立し、「描く派」認定されている摩耶花も巻き込まれ…。

感想・レビュー・書評

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  • コミックの帯には「直木賞受賞・米澤穂信の原点!」、予想よりも早い刊行でうれしい限り。
    内容は前回の折木奉太郎誕生日会の後半と、伊原摩耶花の漫研騒動の前半で、巻末には摩耶花(ペンネーム井原花鶴)の努力賞が発表された漫画雑誌の再現ページもある。前巻と同じくアニメ(手本)がない中でのビジュアル化は新鮮で、おなじみの面々が意外な形で所々に再登場する。
    最後の原作者コメントより。「私は不幸な出来事の大きさよりも、それらすべてを歴史的遠近法の彼方でやがて古典にしてしまう、日常の強さにこそ圧倒されます」。

    ※原作の動向…『小説 野性時代』(電子書籍のみ、2022年6月25日発売)は米 澤穂信特集。そして古典部短編「三つの秘密、あるいは星ヶ谷杯準備滞ってるんだけど何かあったの会議」を掲載、これは過去の話。原作の続き(長編)は今後出る予定(米澤氏Twitterより)。
    ※アニメの動向…2022年4月6日(水)深夜0時30分~、岐阜チャンネルで放送10周年記念のアンコール放送がされた。次いで11月11日(金)23時30分~、テレビ埼玉でも再放送される。

    ※「TVアニメ「氷菓」10周年記念フィルムコンサート~神山高校の小さな音楽会~」、2023年1月29日(日)に開催。詳細はこちら→ ttp://event-info.kadokawa.co.jp/event/hyouka.html

  • 折木の部屋に集まった友人たちに、あることをなんとか悟られないようにという折木の苦心。折木らしい「走れメロス」の感想文。からの、伊原の所属する漫研の、読むだけ派-描きたい派の対立に心ならずも巻き込まれることになり…と。過ぎてみればコップの中の嵐でも渦中ではそうも思えず。

  •  14巻なので基本構造は割愛。
     15巻を読もうとしてこの本が未読だったことに気付く。
     刊行ペースが長いとこういうことがよくある、この表紙何度も本屋で見かけたけど「コレは買ったはず」と何度もスルーしていたが、買ってなかったのか…。
     未読本棚の奥から出てくるかも知れないが…刊行間隔が長いと間違って何冊も同じ缶を買ってしまうことも多いので…。
     奉太郎の誕生会から漫研騒動の導入辺りまで。
     原作者の直木賞辺りの刊行か、こんな賞を取ると従来シリーズのペースがどんどん落ちるので、ファン的にはかなり複雑である。

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