- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041124918
感想・レビュー・書評
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後宮に仕える女官が実は検死の技術を持っていて、秘密裏に検死を行い、真相を暴いていくシリーズ。
検死女官・桃花は、淡々飄々としているようで、実は懐が深く、そして優れた検死の技術と真実を見抜く眼で真相にたどり着く。
桃花の才に気付き、彼女を使う宦官・延明は無実の罪によって宦官となり、それ故に冤罪を忌み嫌う。
この二人のやり取り、関係性もおもしろく、次巻が待ち遠しいシリーズだ。
特に3巻はすごいところで終わっていて、こう終わらせ方にしたからには、ちゃんと次を出す算段はついてるのですよね?このままいつまでも次が出ないとか、ほんとやめてくださいね、と言いたい…。最近そういう感じのYA多いから… -
同じ乳母と娘でもこんなに関係が違うのか、そして今とは違う人を人ではなく変えのきく歯車の一つとしか見ない昔の在り方が、ヒシヒシと伝わった。
検屍とは簡単なことではないし、汚いと言われることも事実であるが、それに誇りを持つ2人の姿が強い芯を持つ人として、尊敬できると感じた。 -
ここで、ここで終わるのですか⁉︎
延明と桃花のフワフワしたいい距離感にほっこりしていたらまさかのこんな引きになるとは。次巻が待ち遠しい。 -
全体としては星は四つなんだけどラストのページが衝撃的で星五つ。
次巻はどうなるの?いつでるの?!。
未だに放火の黒幕がなぞのままで、気になる。
本屋や出版関係の本が流行ったり、妖が流行ったり色々の題材にも流行り廃りがるように、最近は後宮が流行りな様子。
その中でもこのシリーズは骨太で、しっかりと検死ついても宦官についても描かれており、読んでいて面白い。 -
最近やたらと「後宮」という言葉に反応してしまい似たような本を読んでしまう。
後宮の検屍女官3。なかなか読み応えがありました。
物語とはいえ、子供が酷い目にあっている描写は読んでいてつらい。
最後はとてもいい感じで終わりかけていて、あれ?最終巻?と思わせられたのだが、最終ページの一文で一気に目が覚めた。また次も読まなきゃ。 -
不穏な終わりではないか!?