高校事変 13 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 354
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041135747

作品紹介・あらすじ

最終決戦で宿敵の兄を倒した結衣と凜香。2人は新しい生活をスタートさせていた。同時期、各地で女子高生が誘拐される事件が続発。高校生になった凜香の周りにも不穏な影が。満を持しての新章スタート!

感想・レビュー・書評

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  • 高校事変が新たに始まった。

    今まで主役だった結衣は大学生になったから高校事変の主役じゃなくなったみたいだ。そんな律儀にしなくても。

    代わりに瑠那が新しく登場。凛香の妹らしい。今までの優莉家の子供たちとは違う感じ。体も弱く、戦うことは何も知らない。と思っていたのだけど「?」な感じが。

    少し寂しい感じと、新しいわくわく感が両方感じられる本でした。

  • 松岡圭祐『高校事変 13』角川文庫。

    12巻で完結し、スピンオフがたまに刊行されるだけかと思っていたら、新章が開幕ということらしい。しかも、5月から3ヶ月連続で14巻から16巻が刊行されるらしい。

    大学生となった優莉結衣は脇役に回り、高校に進学した優莉凛香と母親違いの妹で同級生の杠葉瑠那の二人がヒロインを演ずるようだ。

    杠葉瑠那の正体に驚愕。優莉凛香などは相手にはならず、優莉結衣をも超えるのか……

    面白い。楽しみがまた増えた。

    江東区の閑静な住宅街にある神社の娘、杠葉瑠那は難病を抱える病弱で清楚な少女だったが、優莉匡太を父親を持つ、結衣と凛香の妹だった。

    各地で女子高校生の失踪事件が続発し、腕には注射痕、腹部には煙草の火を押し付けられ、何者かに犯され、妊娠した無惨な全裸遺体となって発見される。その残虐な犯行から優莉匡太の残党の仕業と推測されたが……

    やがて、凛香と瑠那の周りにも不穏な影が迫る。

    何と『高校事変』に映像化の話があるようだ。果たして、小説のような過激な内容になるのか……

    本体価格840円
    ★★★★★

  • 新しいシリーズを読みました。
    新たな主役の登場ですね。
    結衣は大学生になってJKじゃなくなったので登場しないんですね。でも、結衣が「教習所に通っててまだ仮免」だとか、現実的な生活ぶりが垣間見えて良かったかな。

  • 前回、最終回と言ってなかったっけ?

    今回は、結衣の直接的な活躍はなし。
    ※高校事変だからか?

    凜香が主役ですが、
    ちょっと無理があるので
    もう1人姉妹が登場

    その子が強すぎる!

    話はぶっ飛んでいますが、
    100%ないとは言い切れないのか怖い

    続編が発売予定で、
    八幡前総理を追っている結衣が
    再度活躍するかも。

    八幡さんや亜樹凪は、闇おちしたのか?

  • 優莉匡太の6女・瑠那登場。
    凛香とともに、日暮里高校に入学。
    余命1年のひ弱な女子高生かと思いきや…

    各地で女子高生が行方不明に。
    そして、変死体となって発見される。
    優莉匡太の半グレ集団の残党の仕業か⁇

    結衣とは違った戦闘力、頭脳の瑠那。
    人工的な天才。
    サラッとやってのけるが、瑠那のキャラクター故か柔らかさが伴う。
    凛香よりも強いのは明らか。
    新章に入り、結衣の出番が少ないのは寂しいが。
    瑠那には結衣と違った魅力が。
    凛香だけだと不安な面も…
    瑠那がいるなら安心かと。

    新たな敵『EL累次体』。
    なんなのか…
    八幡前総理が絡んでいるのか…
    亜樹凪も絡んでいるのか…
    2人とも結衣に助けられたにもかかわらず、悪の道に…

    結衣はだから八幡前総理を探していたのか…

    高校事変14にか。
    松岡圭祐もうまい。

  • 2023年3月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ13作目。新章スタート。結衣よりもスーパーな優莉兄弟の瑠那が登場。凛香と瑠那で新章はひっぱって行くのか?。優莉架祈斗が一旦日本を掌握した後の世界なためか、今回の戦闘シーンはスーパーマン達の戦いの様相を呈していて、ファンタジックでさえある。まるで異次元世界もののようだ。

  • 今回は妹たちが主役。大学生になった姉はもはや相談役的な扱い?こちらも読み慣れてしまったのか、本筋ストーリーを読んでアクションやくどい説明は斜め読みできるようになってきた。

  • 史上最大の兄弟喧嘩がおわり13から再スタート。中毒性があり読み続けてしまいます。またまた派手にやらかしてくれそうで続編が楽しみ。

  • 四女、凄すぎ。
    アフガンとか生き残っているとか違う方向の凄い人が出てきた。
    EL累次体という新しい組織も出てきたし楽しくなりそう。
    結衣さんもちょっと大人びた感じが良い

  • ついに新シリーズ開始。

    凜香の異母兄妹の杠葉瑠那と言う余命1年の病弱な少女が同じ高校へ通うことになった。
    瑠那は自分の生い立ちを知らず、養子になっていた。凜香と瑠那は、女子高生失踪事件に巻き込まれてしまい…

    結衣が高校を卒業してしまって、ヒロインは凛香かと思いきや、まさかのニューヒロイン登場で驚きました。凜香の性格的に、あまり利口とは言えずどうなるかと思ってましたが、瑠那の人工的頭脳で結衣レベルの戦いが出来る事が判り、ワクワクが止まりませんでした。

    瑠那は結衣の敵となるのか。今後どう戦っていくのか楽しみです。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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