銀色ナイフ (角川文庫 き 9-64)

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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041673669

感想・レビュー・書評

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  • 著者がふと思いついたこと、考えたことをちょこちょこ書いたメモのようなエッセイ。
    きれいな詩を書く人だから、物腰柔らかい人なのかなーとお思ったら全然違った。
    言葉やその人の自由とかを大事にする反面、ちょっと斜にかまえて物事を見ている人。
    「嫌い」とはっきり言い切るとことか、すごい。でも大切だと思うことも中にはある。
    例えば「人と会うこと」
    『だれかと、ある日ある時ある場所で、時間を決めて、会うということは、その人の今までの人生と自分の人生がそこで出会うということです。その出会いは一生に一度の真剣な対面です。私の生き方はどうでしょうか、あなたの生き方はどうですかというお互いへの問いかけです。そしてその答えを聞くことです。』
    この姿勢、私は忘れがちだからしっかりと覚えておこう。

  • 再読。

  • 愚痴というか思いをぶちまけて、大好きな銀色夏生だから読めたという印象。見ているところが違う。

  • 何ウダウダ言ってんだと思いつつ、考え方としては割と共感するものもある。

  • 銀色夏生という人を知らないまま、なんとなく惹かれて購入。
    共感できる部分が多く、こういう考え方でもいいんだよなぁ、と自分を見つめ直すいい機会になりました。
    辛口だけれど、個人的には読んでいて気持ちがよかったです。
    普段言えないことを代弁してもらえたような気がして。

  • エッセイ やや辛口

    ふわふわとした切ない詩を書く人とは思えないほど現実派

    その割に可愛い・・・。

    価値観が知り合いに似ていて、とても親近感がわいた。

    また読むと思う。

  • 決まったテーマはなく、著者の日々の想いを馳せた日記のようなエッセイ。2行で終わるものもあれば、数ページにわたるものまで。人との関わりや価値観に関することが多い。独自のスタンスでばっさり切りこんでくる。辛口派。私は同調できる面が多くてよかった。

    買ったのは2,3年前。タイトル買いで、当時はそんな読書家でもなくエッセイなんて数えるほどしか読んだことない状態だったから、この本の読み方や良さが理解できず早々頓挫しちゃったみたい。図書館借りも一息ついて自宅の本棚を眺めてたら目について読んでみた。今思うと、いい出会いをしてたんだな~。もっと早くにちゃんと読んでればと思う反面、今だからこそ自分にしっくり効くんだろうなぁと前向きに思える。

  • この本を買うまで、銀色夏生なる人を全く知らなかった。男か女か、本職は何か、どんな話し方で、どんな性格なのか?
    ひととなりを全く知らない人のエッセイを読み始めると文章がどうにでも読める。誤解とか曲解の類かな。
    1/5ぐらいまで読んだ段階では、作者は自信過剰。自分は全てを悟っているかの様な言動多め。周りの人の迷惑なんて考えず自分勝手。家族を疎んでいるという印象だった。
    だけどどうも違う。読み進めるとどうも自分の誤解らしいことに気付く。
    あくまで、「私はそう思う、考える」ということを「そう思う、考える」と率直に書いているだけ。
    周りの人にもちゃんと気を使っているし、家族を疎んでもいない感じ。まあ、これも個人的見解だけど。
    自分とは違う考え方を知ることによって見えるものってあるんだなあ・・・と実感できた1冊。

  • 共感したり、しなかったり、納得したり、ん?と思ったり。

  • 久しぶりに読んだエッセイ集でした。共感できるとこもあったし、共感できないとこもあって、色んな考えの人がいるんだなーと思った。

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

銀色夏生の作品

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