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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041717035
作品紹介・あらすじ
ドジな先輩・後輩、嫌味な上司、チャッカリ屋の同僚。職場という人間関係を糧にたくましく生き、成長をみせるOLたちの日常を描いた、くやしくっておかしい十二の物語。
みんなの感想まとめ
職場での人間関係を通じて、働く女性たちの成長と奮闘を描いた短編集は、共感を呼ぶ物語が詰まっています。特に、登場人物たちのドジや葛藤がリアルに描かれ、読者は彼女たちの姿に自分を重ねては励まされることでし...
感想・レビュー・書評
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一番好きな話は、最初の「あんぱんとOL」です。
「あんぱんとOL」
私はシノハラさんが嫌いなのかと思いきや、頑張り屋で一生懸命生きている彼女に、自分の将来像を重ねている時もある。嫌いでも好きでもない、情という感情を抱いていると思った。2人の距離は、これからもきっと縮まらないと予想する。
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エッセイの多い作家だからエッセイだろうと手にしたら、小説だったという本。とろくてミスばっかりしている先輩の尻拭いばかりしているのに、なんで給料は半分なんよ-!というような小説がズラズラと。
エッセイちゃうんかい…で、短編かい。
全体に、雑誌のワンコラムで単発で読むような小説で、並べてしまうと今ひとつ印象に残らないのがこの手の短編。変にテーマを決めずに、家族の話とかと混ざってたら映えると思うんだけど、1980後半~90年代初頭の編集は、まとめちゃうんだよね。
おそらく私小説的な側面が大きく、ほとんどが作者自体の愚痴なのであろうということも透けて見えてしまい、よくまあ次から次へと愚痴を集めたもんで、と思ってしまう。ただまあ、この手のに多い下っ端から上司にキレる視点ばかりではなく、中間に挟まってみたりする(上司視点は無い)あたりは、読めるところだと思う。
ただ、この中の1本とは言わず何本か組み合わせた状態で、中編くらいにはしてほしかったな。オチが落ちる前に終わってしまうのはナントモ。 -
自分がOLだった頃を思い出した
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地道に戦う働く女性が、丁寧に、かつ細かいところまで観察されて描かれている。共感できる部分多し。明日も仕事頑張ろうと思える一冊。
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再読。
何回も読んでいるので内容はほぼわかっているが、読みたくなる短編集。
OLを風刺し面白く描くも、暖い目で書かれているところが好ましい。
今となってはOLという言葉も死語だな。
特に次の話がお気に入り。
「いつでもどこでも誰とでも」一番面白い。文字どおりなのだが、あっけらかんとした美人の同僚の話。
「結婚するならホドホドの人」お嬢様女子大を卒業し、良い結婚をするために奮闘する母娘。
「ハイヒールで全力疾走」秘書である姉を弟の目から見た話。
「気くばりのひと」先輩OLに嫌われないようマニュアル本を読み込み気くばりに全力を注ぐが新人OL。
「変なひと」女性社員より男性社員と仲が良いOLから見た他のOLたちの話。 -
OLの職場や恋愛事情が面白おかしく描かれている。
あるあるとうなずける部分も多々あって面白く読めた。
2013.5.28 -
久々の無印シリーズ。やっぱり面白い。
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群ようこさんの本は読みやすいんだけど、どうも毒が強くて後味が悪い。人間の嫌な部分を鋭く切り出すという意味では秀逸なのかもしれない。
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OL物語の短編集。
この人の文の上手いところは文章が巧くないところだ。
というとわけがわからなくなるが、
エッセイのように見えるのに
小説というところがいいところだと思う。
巻末で山田詠美さんも言ってるけど
誰にでも書けるようで書けない文章。
観察力がするどいのかな
エッセイぽいので疲れず
楽しく読めたOLになる予定のある人にはおすすめ。 -
書いてあるお話は当時であれば、すごく面白いOLのお話だったんだろうなと思われる。
しかし約20年前の作品のため、なんだかなつかしいバブル臭のようなものや、お茶くみOLの必要性とか(当時はすごく話題にもなってたような記憶があります)、結婚相手は三3高とか(もうすでに三高という言葉自体が現代にはない)ちょっと時代が違うかな~と思えました。
平安時代とか、江戸時代のお話は読んでいても、すんなり読めるのですが、この少し前の時代というのはなんだか違和感を感じます。
当時を肌で実感しているからでしょうか? -
群さんの作品は本当に肩の力を抜いて読める。
とびきりの感動があるわけではないけれど、最近のお気に入りです。 -
タイトルが気になって、手に取りました。
かなり昔の本なので、「えー!ありえない!」ってこともたくさんだったけど、なかなか楽しかったです。
でもなんかOLって大変そう・・・。
【長崎大学】ペンネーム:未来のOL -
この時代の空気に触れる。
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OLたちの日常を短く描いた短編集。
ひたすら現実味のある女性たち(OL )の嘆きや葛藤に圧巻された。
中でも印象的だったのは、昔からいじめられっ子で、社会人になってからは絶対にいじめられまいと実用書をしっかり読んで人付き合いをしていく女性の話。
実用書に書いてあることばかり実践していると、知らぬ間に先輩たちから嫌われていた、というエピソードがぐさっときた。
…やはり、心当たりのあるエピソードほど印象が強い。
なので社会人ならなおのことこの小説を親身に受け入れることができるのではないだろうか。
OL をやったことがないから、本当にこんな陰湿な嫌がらせや葛藤が起こるものかは分からないが、少なくともドラマや小説から培ってきたOL 像を見事的確に捉えていたと思う。
OL に対する認識を読者がいかに
作者と共有しているか、でおもしろさが変わってくる、そんな小説ではないかと思った。
日頃あってもなかなか口に出していえない鬱々とした気持ちをこの作品の登場人物たちが代弁してくれているので、読む人によっては「私だけがこう思っているわけじゃないんだ」という心強さや安心感を得ることができるかもしれない。
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著者プロフィール
群ようこの作品
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