見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041846056

作品紹介・あらすじ

ひょんなことから始まった「いとう家プラスみうら」「みうら家プラスいとう」という、それぞれの両親を連れた「親見仏」の旅。それぞれの親子の不器用な愛情表現。いつしか見仏もそっちのけで、親孝行に思いを馳せ…

感想・レビュー・書評

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  • 全編をとおして親孝行編なのかと思ったらそれぞれの両親1回ずつでした。
    でもおもしろくて一気に読んじゃった。
    これ読むと仏を見たくなるんだけど、実際見てもそんな感動しないのよね。

  • 「ますますパワーアップして見仏の旅を続ける、いとう&みうらの仏友コンビ。ひょんなきっかけで、みうら&いとう家、またある日はいとう&みうら家という、それぞれの両親との見仏の旅「親見仏」が実現。親も一緒ではハプニング続き。ときには盛り上げ、ときには仲裁に励む二人。いつしか見仏もそっちのけで、親孝行の意味に思いを馳せて…。仏像との関わりもどんどん進化していく、二人の心の周遊記。

    目次
    奈良(如意輪寺・竹林院・桜本坊・金峯山寺;大野寺・室生寺)
    京都(鞍馬寺)
    兵庫・湖東(満願寺・石山寺)
    湖東(善水寺・金勝寺・櫟野寺+忍術村;石馬寺・金剛輪寺・西明寺)
    親見仏(興福寺・東大寺;新薬師寺・法華寺・海龍王寺;不退寺・久米寺;飛鳥寺・岡寺・橘寺)
    親孝行返し(観音寺・善行寺)
    親孝行返し+新潟(西生寺・国上寺・浦佐毘沙門堂・西福寺・円福寺)
    若狭小浜(羽賀寺・明通寺;国分寺・神宮寺・萬徳寺・多田寺;円照寺・妙楽寺)」

  • 小浜の仏像を見に行きたくなりました。
    東大寺二月堂のお水取りを何度も見に行っているので、若狭神宮司にはいつか行かなくっちゃ!

    しかし、20年前から小浜の観光はすたれてしまっていたのだね。
    公共交通機関を使って観光ができない場所には、興味があっても正直言って行きにくいし、影響力のある方々が盛り上げて欲しいけれど、ブームで終わっちゃってもダメだし、本当に難しいです。

    そもそもメディアがやたらと海外ばかりをオシャレ風に取り上げるのが本来はおかしいと思うんだけどね。
    韓国を絶賛する熱量で、国内も取り上げてくれたらなぁ…。

  • 今回はそれぞれのご両親も含めた見仏記。
    相変わらずの仏愛たっぷりな見仏記だった。
    このシリーズを読んでいて、猛烈に見仏したいのだが、なかなかそれもできずにいるので、さらに見仏記で見たつもりになり、さらに見仏したくなる、という悪循環にはまっている。
    見仏できる予定もないので、またさらに次へと読み進めることにする。

  • いとうさんの親御さんとみうらさんの見仏の旅

  • 見仏記シリーズ第四弾。相変わらずの2人の珍道中ですが、今回はいとう家の両親やみうら家の両親を伴なった「親見仏記」なんてのもあります。時空を超えたみうらじゅんの「仏」論は健在ですが、これまで信仰の対象だった仏像が美術品となってしまった明治以降は塗り直しが行われなくなったといういとうせいこうの指摘に何か一抹の寂しさみたいなものを感じました。

  • なんだかこっちまで気恥ずかしくなってくる親見仏。
    なるほどねぇ、って感じのご両親。
    そしてそして、即身仏までいっちゃうとは・・・。
    仏自体より、即身仏の方が生と死について考えさせられるし、なんだか重いパワーがある。思わず手を合わせちゃう気持ちも分かるなぁ。

  • 今回もゆるーい見仏旅行。親孝行旅行はいままで見れない二人につい顔が緩みました。

  • ・2/27 条件反射的にレジに向かっていたという感じだった.興味を通り超えて義務のように感じてるのかもしれない.
    ・3/3 最近この記録も疎かになってしまっている.今年に入って新しいことばかりで何かと忙しいからだが、読書の時間がもっと欲しいと思う.
    ・3/5 読了.親同行での見仏記もなかなか面白いもんだと感心した.

  • 見仏記4巻。
    今回は、いとうさんとみうらさんコンビが、双方のご両親と仏像巡りをするという企画です。
    佐保とか懐かしかったー(´∀`*)
    自分の親には素直になれないのに、相方の親御さんにはとっても親切で優しいおふたりがほほえましいし、なんだか照れくさい(*ノノ)

    じーちゃんとは何度か寺社仏閣巡りやったことあるんだけど、そういえば、親とはあんまりないんだよな。奈良に住んでたってのに。
    親孝行旅行で仏像巡りって、なかなかいいかもw

  • 2006年2月20日購入。
    2007年10月24日読了。

  • 091221(a 100115)

  • 若狭の仏像は見てみたいな。

  • いとう氏のご両親はいかにも東京の人、って感じ。対するみうら家は典型的関西のオバちゃんである母上を筆頭としたよくある関西ファミリー。親子の愛情は居住区によって変わるものじゃないけど、現れかたが違ってくるんですね。ここ1年ほど東京に住んでいるワタクシですが、東京の親子はサラっとしてるもんね。母親が子供を怒るにしても、「ダメだよ〜。そんなことしたら、怒られるよ〜。」だもんね。わたしやったら絶対言うこときかんわ。威嚇効果ゼロやもん。「あんた〜!ええ加減にし〜や!しばくで!」が標準である関西。ほんまに街頭でドツきまわしている風景も日常。ベタベタしてるんやなあ、関西人の人間関係は。
    ・・・と、そんなことは本書には全く関係ないんですが、これは私の最も愛する奈良の仏をはじめ、京都人にとっては馴染み深い若狭・小浜や湖東など、仏セレクト的に好きなので、シリーズの中では1の次にオススメです。小浜はいいとこですよ。

  • じゅんは天才。
    学生のとき何度となく行った若狭、小浜の仏がたくさんのっているので見仏記シリーズで一番好きかも。

  • 両親登場! 新しい展開で胸がくすぐられる。

  • シリーズ文庫最新刊。今回は親孝行編と題して、互いの親を連れての見仏。
    相手の親にはよく付き合い、やさしくできるのに、自分の親には素直になれない40代男たちが可愛い。
    京都・奈良・湖東・小浜と今回は山岳信仰や即身仏なども取り上げられていて面白かった。

  • 2006/10/7購入
    2006/12/27読了

  • 人前での親への気恥ずかしさ

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著者プロフィール

作家・イラストレーター

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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