アイデン&ティティ 24歳/27歳 (角川文庫)

  • KADOKAWA (1997年11月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043434015

感想・レビュー・書評

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  • うん。良かったけど、漫画の前にメッセージがある感じ。うん。

  • 著者がバンドに明け暮れた青春時代を描いた漫画。ストーリー性はあまりないが、独特でほのぼのとした絵がよい。表情でいうと、やるせなさが結構滲み出るんだよなー、この人の絵。可愛らしい漫画。

  • 普通であることがコンプレックス。

    主人公はいろいろ回り道してるように見えるけど、まっすぐ生きているようにも見える気がする。
    転がるままに。

  • もやもやしながら、ふりまわされながら。

    だけど、大切なこと、ひとつだけでもずっと見つめられていたらいい。

  •  真っ直ぐすぎて、今の自分には受け止め切れなかったように思う。
     それでも言えることは、ボブ・ディランってすごい。

  • MJのダメダメさと、自分のダメダメさとが絶妙にマッチする。
    やらなきゃならないことをやるだけさ だからうまくいく
    しかしみうらじゅんは絵がうまいなぁ

  • おもしろっかった。「アイデン&ティティ」はロックとは何なのか悩むもので、ボブ・ディランが出てくる。「マリッジ」は愛とは何なのか悩んで、ジョン&ヨーコが出てくる。

  • ・3/5 これは仏像つながりなのか?勢いなのか衝動買いして読んでいた.ま、言ってみれば漫画だからあっという間に読み終わってしまうだろうけど、どうしても気になって読みはじめてしまった.作者の顔がこんなだったなんて、いくら若いころの写真とはいえ、ショックだった.余計なお世話だろうけど、イメージと違ったもんで.それにしてもいまどき珍しいロックの話だ.
    ・3/7 読了.これ、作者本人の話なんだろうか、フィクションなんだろうか.わからんがどっちでもいいのか.バンドやってたんだね、この人.

  • 100625(a 100708)

  • アイデンティティー(identity)という言葉を辞書で調べますと、「自己同一性」と書かれています。
     中学生の頃だったでしょうか、英語の問題を解くときにidentityを辞書で引きました。しかしそこに書いてある「自己同一性」というのを読んで、さっぱりとその意味が通じません。意味を調べるために辞書を引いたのに、その意味が全く通じません。もしかしたら辞書が間違っているのかもしれないと思うくらいでした。
     そしてその数日後、父親に、「おい、identityってどういう意味だ?」と聞かれましたが、分かったような分からないような気分で、とりあえず「“自己同一性”っていう意味だよ」と答えました。父親は「それじゃわかんねえだろ。」と聞き返してきましたが、私自身理解していないので、それ以上答えることも出来ないので、「だから、自己同一性だってば。」と同じ事を繰り返してその場を濁しました。
     それからというもの、identityという言葉を見るにつけ、聞くにつれ、一体「自己同一性」とは何だろうと自分に問いかける日々が続きました。テレビ朝日の『朝まで生テレビ』などを観たときも、「○○としてのidentityは・・・」とパネリストが話しているを聞くと、ただただ“自己同一性”という言葉だけが逡巡していきました。
     そしていつの頃からか、identityの意味がわかるようになりました。しかしそれは、“自己同一性”という単語を頭で理解したのではなく、様々な経験をつんでいく中で、肌でその言葉の意味を実感して分かったように思います。

     このみうらじゅんの『アイデン&ティティー』は、帯にもありますように、「本物のロックを探す」ロックグループが、自分の目指すロックを探しながら、自分自身を探す物語です。情けない思いをしたときも、くだらない経験をしたときも、いつもボブ・ディランやジョン・レノンが現れて、自分自身を探すための啓示を授けてくれます。そして自分が愛する恋人もまた、自分を守ってくれる大きなグレートマザーとして存在している・・・。
     自分の思いを貫くとき、時に周りと衝突を起こしてしまうことがあります。しかし、その衝突を避けて自分を曲げてしまっては、自分自身を探すことは出来ない・・・。時には失敗することで、情けない思いをすることで自分自身を見出すことも多いのではないでしょうか。
     この物語を貫くテーマを象徴する言葉、

    「やれることをやるんだよ、だからうまくできるのさ」

    というのは、いつも自分を勇気付けてくれます。物語の主人公は20代ですが、いつになってもこの自分探し、つまりidentity探しは続くのでしょう・・。
     自分自身を探し続ける方へお勧めの一冊です。

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著者プロフィール

作家・イラストレーター

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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