- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043611027
感想・レビュー・書評
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んんん〜!
ほろ苦い
真実はかくも残酷で、まだまだ大人になりきれない中学生には重すぎる
展開によってコロコロ変わる気持ちの有り様に心苦しくなりつつも、若さ故とは切り捨てれない情緒がありますね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直なところ主人公が中学生という設定がなじめずなかなか読み進めなかった。しかし、事件の真相に近づく後半はいっきに読めた。中学1年生がそこまで深く考えるのか、そこまで罪に対して潔癖なのか?実際の中学生とはかけ離れているように感じた。
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感想記録なし
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清澄庭園
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ミステリーだけど中学生探偵たちの青春ストーリー
どんなに大好きでこれ以上の人はいないと思ってもたった一つのことで全てが変わったりする、そんな青春を思い出しました(笑)
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宮部みゆきさん!さすがです!
爽やかな青春と事件がどう絡むか、最後のオチは衝撃でした。 -
最後の数ベージが秀逸。
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結局誰が誰が悪いのだろう?なぜ被害者たちは死ななくてはいけなかったのだろう?自分を守るための、他人に向けたほんの少しの悪意?迂闊に口走ったあの子?裏社会に居場所を見出したあの子?未婚のまま子どもを産み、抑圧し続けた母親?お酒を飲むと衝動を抑えられない父親?
全員、何のために生まれてきたんだろう。命を落としたり、罪悪感を抱えながらこの先生きたり。やりきれない気持ちになった。 -
毎年、九月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。―殺されたのはクドウさんの従姉だった。事件は思いがけない方向に進んでいき無責任な噂があとを絶たない。僕は親友の島崎と真相究明にのりだした。大好きな彼女は僕が守る。(e-honより)
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前作からのつながりで、読みました。何となく暗いのと、ワトソン役が主人公であるところ、役割のわからないマダムなど、気になる点は多いのですが、続編を望みます。主人公にも春を。
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島崎くんかっけー。
序盤はテンポよく進むが、終盤につれちょっとずつ重くなる。
全般的に、島崎くんの素晴らしさが光る作品。逆に、主人公は等身大の中学生という印象で、そこを上手く描けているのも凄いと思った。 -
毎年、九月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。もう二十年近くも続いているという、そんな風流な催しに、僕が行く気になったのは、一にも二にもクドウさんのためだった。毎年家族で訪れているというクドウさんと偶然を装って会うはずだった。それなのに……。――殺されたのはクドウさんの従姉だった。事件は思いがけない方向に進んでいき無責任な噂があとを絶たない。僕は親友の島崎と真相究明にのりだした。大好きな彼女は僕が守る!
(1995年) -
男子中学生コンビの謎解き物語の続編だけど、前作よりもビター。
普通の人のちょっとした悪意、いや、属している世間の中では良識あるいい人とされる人が、その世間の外側に対して持っている冷たい無関心。
これに類するものが、そこかしこにあるのだろうなと思う。
最後の主人公の判断を若さゆえという意見もあるけど、私は、彼はこれでいいと思う。ただのクラスメートなら、ありかも知れないけど、恋人にはできない。
宮部みゆきさんの作だなと思いました。自分自身も含め、すごそばにありそうなものだからこそのぞっとする怖さがありました。 -
中学生達の話。
事件に巻き込まれすぎやろう⁉️感はありますが、大人びてるけど子供である彼らの気持ちと周囲への思いやりが凄い。
それぞれ大切な物を守りたいだけ。
自分は大切な物を守れているか…?忘れてないか?
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中学生の事件と友情、恋愛の大冒険って感じでした。
2021.10.13
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大好きな宮部ワールド!
爽やかな青春と汚い裏社会の殺人事件。
弱みを握られ脅され追い詰められた時、
どんな選択をするか。
弱さゆえの人間の汚さを許すことができるか。
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読んでいる自分も、中学生に戻って仲間になったかのように、大人たちと交わりながら事件の真相に迫っていく。