- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043790012
感想・レビュー・書評
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私が初めて読んだ笹生作品。これを読んで著者が好きになりました。難しい文体ではなく、さらさらと読めるのだけれど、その時代を思い出させてくれるような不思議な感覚につい引き込まれてしまう。一番好きな作品。エリート中学生の主人公が突然、田舎の学校に転校する事になってしまう。しかも、同級生は3人しかいない。どの子も飛びぬけておかしなやつばかり。…とここまで書くと楽しさ満載(?)の作品のようですが、そこは笹生氏。複雑な思春期の少年少女の心を良く捉えています。最後の最後にはほろり、とさせられて読んで良かったなぁと心底思える作品。おすすめ。
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産経児童出版文化賞受賞作。
以下ネタバレあり。
作者が意図的にやったのか不明ですが、最後に父親のスポーツバックから四角い紙の束が出てきた(それは手作りのトランプだった)という描写の後すぐに、天国の父親宛のメールが出てきます。もちろん、それはEメールなので、紙の束とは一切関係ありませんが、私の様にもしやと思って読み直す人もいると思います。そもそも、こうした誤解を招く「紙のトランプ」を出す必要なんてなかったわけで、もし出すならそれなりの効果や展開を期待したいところですよね。 -
小憎らしい星野優。母親と父親の故郷の山村に引っ越して始まる分校での生活。不満だらけの毎日に少しずつ友情が芽生える。後でわかる事実に驚かされるが、何より母親のたくましい明るさが良かった。
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中学生の事実を認めたくない、逃避、素直になれない気持ち。よく表現されていると思います。
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2013年4月22日
大どんでん返しが泣ける -
楽園はどこかにあるものではなく、「つくるもの」。そして多分、一人より皆でつくるほうが楽しそうだ。主人公がクールであろうとしていることが逆に、物語全体をユーモラスで微笑ましくしています。
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sc
うーん、なんか設定が微妙 -
第50回産経児童出版文化賞
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途中予想外の展開があって楽しかった。
真面目でどこか大人っぽさがある男子中学生の、大人になりきれないところに親近感がわきました。