- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043832019
作品紹介・あらすじ
五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。
感想・レビュー・書評
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比較的読みやすく、後半は特に一気に読まされました。
しかし、あのクソ親父の描写はなかなか胸糞が悪かったです。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沢木冬吾『償いの椅子』角川文庫。
古本屋で購入した100円本。
下半身不随の怪我で車椅子に頼る身となった能見を主人公にしたハードボイルド。登場人物と場面が目まぐるしく変わり、つながりがなかなか見えず、非常に読みにくい。従い、面白さは半減どころか全く無い。
銃撃により脊髄を損傷し、下半身不随となった能見は、同時に慕っていた秋葉も失い、復讐を誓う……
岩手県花巻市出身の作家ということで、岩手県内の書店には盛大に並んでいたのだが、非常に残念。
本体価格819円
★★ -
去年の8月から読み始めたのだから、読了に7ヶ月かかったのか。。。
自分の頭がハードボイルドに向いていないのと、登場人物が誰が誰だかわからないので、時間がかかってしまった。
家族小説の部分はすんなり読めるが。 -
前振りも前おきも無く突然お話ははじまり、読み進めるうちに話はどんどん過激さを増し、最後には倉庫をひとつまるごと吹き飛ばす、なんとスリリングな話なんだろう。読みづらい書き方も慣れるとわりと好きかも、文章が説明くさくなく好感がもてる。梢と充の日常が悲しさをよりいっそう深くしている、このあたりがなんとも上手い。
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不器用な男が、あっちにぶつかり、こっちにぶつかりながら、想いを貫いていく。著者からは「藤原伊織」と同じような匂いというか、スタイルみたいなものを感じる。2作目であったが、期待を裏切らない。面白い、キャラクターが魅力的である。次は何を読もうか。
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4.0
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五年前、脊髄に銃弾を受けて能見は足の自由を失い、そして同時に、親代わりと慕っていた秋葉をも失った。車椅子に頼る身になった能見は、復讐のため、かつての仲間達の前に姿を現した。刑事、公安、協力者たち。複雑に絡み合う組織の中で、能見たちを陥れたのは誰なのか?そしてその能見の五年間を調べる桜田もまた、公安不適格者として、いつしか陰の組織に組み込まれていた。彼らの壮絶な戦いの結末は…。
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序盤はとっつきにくく読み進めるのがちょっと疲れるが、中盤過ぎたあたりからは状況も分かりまあまあ面白く読めた。
動機はタイトル通り償いなのかな。 -
今回も良かった!半身不随なのに圧倒的な強さ。迫力のある戦闘シーン。楽しめた!!