クジラの彼 (角川文庫 あ 48-4)

著者 : 有川浩

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年6月23日発売)

感想・レビュー・書評

[aki2kiさんの感想 · 2012年5月23日]

「自衛隊ラブコメ」、「国防ラブコメ」という呼び名通り、自衛官達の恋バナばかりな短篇集。
全部好きだけど、『クジラの彼』がお気に入り。話はもちろん彼氏のハルさんが好き。
そんなわけで、ハルさんがちょっとだけ登場する『有能な彼女』も自動的に上位に。
『海の底』という、有川さんの別の話の番外編ということで、『海の底』も読む気満々です(笑)

『脱柵エレジー』は失恋の思い出話だけど、どの話も登場人物の会話のやりとりとかが面白くて、読み終わった後に幸せな気持ちになれる話ばかり。
それ故に、いつの間にかニヤニヤしながら読んでるので、顔に出やすい人は家で読むのがおすすめ。

[xoxo29さんの感想 · 2012年4月30日]

ベタ甘と評判だった一冊だったが思っていたよりもベタじゃなかった。甘さはたっぷりだったけど。
やはり自衛隊３部作のサイドストーリーがずば抜けて面白かったかな。特に冬原はお気に入りのキャラだったので。
読み終わった後にもう一回自衛隊３部作が読みたくなる。

有川さんの作品はキャラがいい。特に女性が。
甘甘は話はんだけど、女性が凛としていて一本芯があるからさわやかに読める。

少女漫画のような恋愛じゃないものが読みたい人におすすめしたいです。

[akirabloodさんの感想 · 2012年4月20日]

長編３部作の番外編が含まれていると聞いて読んでみた短編集。あの"彼ら"のその後もさることながら、他の作品もなかなか楽しめる恋愛短編集でした。母校の隣が自衛隊の駐屯地だったのが懐かしくなったり…(笑)

[ねこさんさんの感想 · 2012年3月30日]

自衛隊恋愛もの短編集。

同じ作者さんの自衛隊三部作を先に読んだせいか、普段かかわりのない自衛隊という職業の主人公でも違和感なく読むことができました。

個人的には表題作『クジラの彼』の冬原がツボ。てか好き。

恋愛もの好きの方にはぜひお勧めです。

[hetarebooksさんの感想 · 2012年2月25日]

海の底 と 空の中 の続編が入ってだけでも魅力的なのに、他も自衛隊ラブコメ尽くし。なんちゅー贅沢。

下手な少女漫画よりきゅんきゅんします。にやけます。

[空珠さんの感想 · 2012年1月12日]

「海の底」「空の中」の番外編たっぷりの短編集。遠距離恋愛であるにもかかわらず、強く待つ彼女・彼氏にとても嬉しくなります。距離があるから揺らぐ、けれど、揺らぐからこそ、強い絆で結ばれる。
強い絆で結ばれた恋人たちがきれいな一冊です。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/08/27]

｢｢海の底｣｢空の中｣の番外編｣
えーーー
実を言うと、文庫になった｢ラブコメ今昔｣を読もうと思っていたら、、
第1作目？が｢クジラの彼｣と聞いて、そちらから読もうかと(以下同じ)

[totti21さんの感想 · 2011年12月23日]

相変わらず、有川さん特有の甘々ラブストーリー。短編集ですが、どれも主人公は自衛隊員という、有川さんらしい設定も良かったです。個人的には「脱柵エレジー」はお気に入り。

[sky8978さんの感想 · 2011年8月28日]

「クジラ」という単語と表紙の綺麗さに惹かれて借りた。
借りてから著者名が最近ツイッターで中高生が騒いでる人だと気付いた。
その時点で萎えた。

「大人のためのライトノベル」と称しているようですが
単なる若年層向け小説とどう違うんでしょう。
とりあえず文体が好みに合わない。
一人称語りは嫌いじゃないけど感情に任せた口語表現だらけってのはちょっとね。少なくとも大人向けではないでしょう。
展開からして夢見るお年頃が喜びそうじゃないですか。

ちなみにこの作家の作品、私が通う図書館ではほとんど
「ティーンズコーナー」に突っ込まれてるんですけど。
大人向けだと思ってるのは本人だけじゃないかしら。

[poo3daisukiさんの感想 · 2011年6月30日]

期待しすぎたからか・・・う～ん。普通。
描かれている女性が、しょうもないことにいちいち過剰に反応したりするところがなんかメンドクサくて好きになれない。

[hellogoodbyeさんの感想 · 2011年6月17日]

This is a great compilation of long distance relationship stories. I hate the idea of long distance relationships myself, but reading about the strong hearted women who choose to stay with the ones they love in spite of not being able to be together for long periods of time is really inspiring.

I love how 有川浩 is able to show the self doubts, emotions and vulnerability of both sides of the relationship.

[macchkyさんの感想 · 2010年12月23日]

そのままでも楽しめますが、やはり『海の底』『空の中』を読んでおくと
その前後日譚になってるので　なんであれがあーだったなどが分かり
より一層楽しめます！

[fu-minさんの感想 · 2010年10月11日]

いわゆるコミケ系同人小説臭プンプンの文体で、個人的に拒絶反応の方が先に出てしまう感じだった。
また、多少事情通の私からすると、細部に違和感を感じるところがいくつかあり、そこがどうしても引っかかってしまって、すんなりと物語に入っていくことができなかった。
でも、これはライトノベルというカテゴリーに入るらしいので、まぁこの程度のものかと納得することにした。

[heidialiceさんの感想 · 2010年10月3日]

短編集。
「空の中」と「海の底」の番外編目当てで買いました。
相変わらず男前な彼女がいっぱいで幸せです。

[arnyanさんの感想 · 2010年9月28日]

旅行に持って行った二冊目。
もうダントツに「クジラの彼」が大好きですっ！
潜水艦を「クジラに似ている」と表現する聡子も、それを気に入るハルも全部好き！
言ってはいけない一言を言ってしまった後で、心の中で謝り続ける聡子の言葉が何より一番好き。
どうしてこれをメールでも電話でも伝えなかったのーっ！というくらい、聡子とハルの間では必要な一言だったと思うのです。

そしてもう「クジラの彼」がイチオシ過ぎる為に、他のどの話も面白かったけれども、やっぱり「クジラの彼」には敵わず……（笑）
イチオシだった夏木×望も、双方が大人になってしまい、関係が変わってしまったこともあって、ああああの頃の甘酸っぱさが懐かしいという感じになってしまったりで。
でもどの話も面白かったですよー。

でも一番面白かったのはあとがきかも。
取材でお会いした自衛隊上層部の方に、恋愛話を書きたいんですって言ったら、みんながみんな破願して「それはいい、自衛隊員も普通の人間だということをぜひ書いてください」というようなことを言われるとか。
どんな風にとらえられているのかなー、自衛隊員。
うちの地元にも基地がありますが、（そして若い男性の多くは自衛隊員なので、友人の旦那の多くは自衛隊員）そんな意識なのかしら。

[ひとこさん · 2011/03/08]

鯨の彼甘いですよね！
有川さんはあとがきまで気を抜けない…。

[arnyanさん · 2011/03/09]

コメントありがとうございます！
ハルはホントに「海の底」の彼との違いに驚きますね。
私、「クジラの彼」だけ先読みだったので「ええええっ!?」ってビックリしました。
なのにすごく「らしい」ところが有川さんだと思います。
本当にすごい人ですよねぇ…（溜息）

[むつきさんの感想 · 2010年8月30日]

10/8/30読了
きゅんとしたー！

国防ラブでした。
自衛隊という特殊な環境に彼女か、彼氏がいる状況は不思議だったけど、それでもやっぱり自分たちと変わらない恋愛もする普通の人間なので、共感できる内容が多かったです。

やっぱり女性が働きながら家庭のことや、子育てするのは難しいんだろうなと読みながら思いました。うちは祖父母と一緒に住んでたからできただけで…。
折角考えぬいて、苦労して決まった今の会社を早々に辞める気はないけど、子どもは欲しいし、子どもを産むなら早い内じゃないとな、という思いもあります。子どもが欲しくない、とかそういうことじゃなくて、仕事のやりがいとか、そういうことから先送りしてる内にタイミングを逃してる人多い気がする。

と関係ないことまで考えてしまった本でした。
なんだかんだ奥が深い！

[kinoさんの感想 · 2010年8月16日]

「海の底」と「空の中」のスピンオフは、すごく面白かった。
やっぱり、長編の登場人物はキャラクターも作りこんであるし、短編にしてもキャラが生きて動いてるって感じ。
光稀さんみたいな、かっこよくてかわいい女の人、憧れますね。

それ以外の話は、キャラクターがあんまり好きになれなかったし、特に気に入った話はなかったかな。。。
残念。

[めんたい子さんの感想 · 2010年7月25日]

自衛隊三部作のスピンオフ混じりの自衛隊もの恋愛ショートストーリーです　というのが全てな気がします。
なんていうか、上手いし面白いんだろうし甘々だしで要するにハードな部分をかなりそぎ落としているので、生クリームがダメな私には甘すぎます。いやこの場合は恋愛小説を甘いとごねる私が悪いんです。リアルで知る自衛隊員がかなりアレな方も多く、夢見てないかと疑うのが良くないんです他職種だっているもんね同じくらいにはアレなのが。
自衛隊とラブさのレベルは福井晴敏といい勝負かと思った。

[tsunaさんの感想 · 2010年7月12日]

有川浩のことは『図書館戦争』の漫画で知った。原作を読んでみたいと思ったが『図書館戦争』はまだ文庫になっていなかったので文庫化されているものから順次読んできた。
『塩の街』『空の中』『海の底』と読んできて唯々面白かった。早くページがめくりたくなる話である。その後で『レインツリーの国』を読んで恋愛メインの話も書くんだと吃驚していたらこの作品である。
自衛隊員の恋愛小説である。裏表紙には｢制服ラブコメシリーズ」とかいてあるがラブ重視な作品だと思う。短編集なので綺麗に纏めてあるから余計にそう思うのかもしれないが、巧い。読ませるって感じである。特に『クジラの彼』『有能な彼女』『ファイターパイロットの君』は『空の中』『海の底』を読んでいるだけに｢うわーっ」ってなるくらいよかった。有事の時にはあんな凄くて頼りになってカチッとしてたけど恋愛に関しては激甘で・・・。半端ない遠距離恋愛など状況が過酷なだけにそれもありだろうなあと思えてしまう。
こういう実直で真直ぐな恋愛小説も必要だ。

[Yumiさんの感想 · 2024年4月13日]

20240412

自衛官って身近にいないので知らないことばかりだった！
潜ってる間は連絡取れないなんて...つらすぎる。。
私たち国民のためにプライベートまで犠牲にしてくれている方々に改めて感謝。

そばで見守ってくれてる人こそ、
パートナーにピッタリな人なんだろうな。
私の周りにはだれがいるだろうか..？

[ティモさんの感想 · 2024年4月5日]

「空の中」や「海の底」の登場人物達の番外編が楽しかったです。
どの話もニヤニヤが止まらない（笑）

解説を読んで、続編にあたるらしい「ラブコメ今昔」も読んでみたくなりました。

[VegasCatさんの感想 · 2024年3月18日]

どの話もすごく好き！
有川さんがあとがきで言っていた、『ベタ甘ラブロマ』という表現通り、読んでいてニヤニヤしてしまう短編たち！
『海の底』を読んで冬原や夏木などのキャラを好きになっている分、『ラブコメ今昔』よりも私はキュンキュンしました！
あと『ロールアウト』の高科の堅物なところや、『国防レンアイ』のラストなんかもすごく好き！みんな愛おしい…

[ラクレットさんの感想 · 2024年3月8日]

『元気ですか？　浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの２ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも７つの海が横たわる……。表題作はじめ、『空の中』『海の底』の番外編も収録した、男前でかわいい彼女たちの６つの恋。有川浩がおくる制服ラブコメシリーズ第１弾!!
（2007年）
--- 目次 ---
クジラの彼
ロールアウト
国防レンアイ
有能な彼女
脱柵エレジー
ファイターパイロットの君
あとがき
解説／杉江松恋

[神楽ちゃんさんの感想 · 2024年1月14日]

20

[わかなさんの感想 · 2023年8月25日]

「国防レンアイ」が特に好き。

[りきさんの感想 · 2023年8月9日]

自衛隊３部作を読んでいなかったけど、それぞれの登場人物が魅力的で可愛くてキュンとして面白かった！
これから３部作を読みます。

[ひかるさんの感想 · 2023年7月24日]

自衛隊3部作を読んでから読むとより楽しい

「海の底」「空の中」に出てきた登場人物が番外編となって帰ってきている
冬原ー！夏木ー！！ってなった。

[KOPさんの感想 · 2023年7月19日]

自衛隊3部作の後日談を含んだショートストーリー集。個人的には、海の底の後日談が読めて良かったです。

[桃山学院大学附属図書館さんの感想 · 2023年7月12日]

学生（らいすた）ミニコメント
恋ってすてき！と思える恋がしたくなる本です。


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[コロスケさんの感想 · 2023年5月7日]

再読

[Leoさんの感想 · 2023年2月19日]

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。