クジラの彼 (角川文庫 あ 48-4)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043898046
感想・レビュー・書評
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職業の種類は星の数ほどある中で、それぞれの職種で、また それぞれの立場によって様々な想いを持ちながら仕事とプライベートを両立させている。本書の登場人物はこの中でも恋愛にとっては過酷な部類になるが、このような環境下で 想い合う当事者と相手・そして二人を囲む仲間たちのショートストーリー。
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大丈夫と連呼する人ほど大丈夫じゃない。
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海の底の続きが読みたくて買ったが、短編集だからやっぱりちょっと物足りない。内容はよかったがもっとがっつり読みたくなってしまう。
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あっという間に読み終わった。
先に「海の底」と「空の中」を読めばよかったなぁと思ったけど、読んでなくても十分楽しめた -
ちょっと甘々な短編集。
個人的にラノベのラブコメを読むことが多いけど、まぁ普通の甘々な話ってやっぱりこうだよね、と改めて再確認。
話自体の筋は大したことが無いので、あまーい話が読みたい方は是非。 -
久しぶりに読む有川浩さん。
作家さん本人があとがきで書いてるように
ベタ甘ラブロマの自衛隊シリーズ
『海の底』『空の中』のスピンオフ
この2冊を読んでいなくても充分楽しめるし
キュンとするし読みやすいし。
6つの恋、どれも登場人物が可愛くて、かっこよくて。
読むのが遅い私が、あっと言う間に読み終えてしまった。
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海の底、空の中のアフターストーリーも収録した、自衛隊ラブコメの短編集。
有川さんの書くラブストーリーそのものって感じがして、安定の面白さだった。こんなに一瞬で読み終わるのもなかなかない。
自衛隊という特殊な仕事柄だからこその悩み、逆に、特殊な仕事柄だけど、普通の人とおんなじなんだよ、ということ、その両方がきちんと含まれている。 -
『空の中』『海の底』のスピンオフを含む、自衛官たちの恋愛を描いた短編集。 自衛隊というカチッとした印象と恋愛の甘さのバランスがちょうど良く、心地よくきゅんとなる。登場人物たちの一途さや純粋さに癒されました。自衛官だって恋愛も結婚もする普通の人間…。自衛隊三部作の中では『海の底』が一番好きだったのでスピンオフが読めて嬉しい。冬原さんが好きになります。でも一番好きなペアは『空の中』の高巳と光稀。 スピンオフの『ファイターパイロットの君』が好きでした。微笑ましい。
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私も自衛隊と付き合ってた
彼は何ヶ月も帰ってこない上に陸にいる時も訓練で忙しくて連絡できないことがほとんど
しかも遠距離でなかなか会えない
本当に付き合ってるのか分からなかったけど頑張ってる彼を遠くからでも応援してたかった
けど結局彼は遠距離でいることに疲れて私たちは別れを選択した
すごく辛かった
この本を読んでてその頃の思い出がすべて蘇って、加えて私も彼とこんな甘酸っぱい思い出を作りたかったと思った -
これだけ先に読んだことがあって、塩の血、海の底を読んでからもう一回読んで最高だった
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何回読んでも好き。このぐらい素直に相手に気持ちを伝えて思い思われれば嬉しいのに。
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内容は甘々の恋愛モノですが、短編集で飽きずにサクサク読めました。
どのストーリーにもキュンキュンさせてもらいました! -
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クジラに乗ってるハルが好きです。
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聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。いつ出掛けてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。職場では本当は彼氏いないんじゃ?と言われ、なぜかボンボンに気に入られ…
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定期的に読みたくなる有川浩さんの甘い小説。『空の中』『海の底』の番外編も入ってたので本編先に読めばよかった!と思ったが読んでなくても楽しめた。
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2か月ぶりのメール(しかも内容はすごくシンプル)やら中々訓練期間は会えないやらすごい障壁の中、我慢強い女性たちが逞しいなと思った。
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自衛官の恋愛短編小説。6作あるがどれもいい。厳しい規律の中で過酷な訓練をしている自衛官だって男女ともにフツーに人を好きになる。もちろん時間的な制約があったりでダメになるパターンも多々あるようだ。有川さんは取材もそれなりにされてこの作品を書いたのだろう。
なかなか出会うことのない人の世界が垣間見えて興味深かった。
有川さん独特の言い回しが好き。 -
エロ要素多めだが、キュンはしたぜ!!
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掴みからチョー好き
感情表現とかわかりやすくて人間味溢れててすごくいい -
前に付 お付き合いしていた方が海自で会えない期間が会った時に読みました。
実際は、会えない期間はそこまで長くはならなかったのですが、この本を読んでとても元気付けられましたし、幸せにもなれた本です。
小さな発見が隠されている日常に気がつくことのできる心が芽生えます。 -
1番最初のクジラの波が1番良かった。冬原にあんな一面があるなんて。めっちゃいい。でもやっぱ自衛隊って大変なんだなあと。
社会人の恋愛もいいなあって思えるぐらい素晴らしい。恋愛モノって大体学生じゃん。でも有川浩は社会人の大人の恋愛もキュンキュンさせてくれる素晴らしい。まじで!良すぎ!
空の中のみきも可愛すぎる。 -
恋愛初心者向け
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ずっと前から読みたかった作品。
自分が好きな部類の本だとわかっていたが想像以上に面白く、ほかの自衛隊三部作も読んでみたくなった。 -
久々の有川浩さん。
一時期ハマってよく読んでいたなぁ。好きな作家さんの一人です。
6つの物語からなる短編集で、いずれも自衛隊の恋愛がテーマ。
原田マハさんが「アート×ミステリー」とすれば、有川さんは「自衛隊×ベタ甘恋物語」が持ち味ですね。
どの作品も、ああ、有川さんらしいわ!と思わせてくれる裏切りのない物語になっている。
いちいちこっちが照れるような甘ーい言葉を入れ込んでくるとこも忘れない。
「クジラの彼」
表題作。一般職の彼女が、合コンで出会った潜水士の彼とのもどかしい遠距離恋愛。
この彼氏の冬原くん、優しくて男前で、良いですね。
「ロールアウト」
メーカー勤めの彼女とクライアントである空自の担当者の彼が、「トイレの設計」についてぶつかり合う。
下が絡んでいるんだけど、そこまで汚らしく感じないのは有川さんの手腕。
「国防レンアイ」
自衛官の同期同士の伸下と三池。普段は友達として三池の愚痴を聞く伸下だったが、本当はずっと彼女に思いを寄せていた。
三池の言葉遣いが汚いのが気になり、この話はちょっと苦手だったな。
「有能な彼女」(「海の底」のスピンアウト)
クジラの彼の冬原くんの同期である夏木が主人公。ちょっと我の強い年下の彼女に翻弄される。
「海の底」前に読んだけど、もうすっかり忘れてしまってるな。読み返そうかな。
「脱柵エレジー」
若き頃彼女に会うために脱走を図った自衛官は、今や若手の脱走を止める側の立場に。
同じく過去に彼氏に会うために脱走を企てた後輩自衛官とのちょっとキュンとなる会話がツボ。
地味目だけど、結構好きな話だった。
「ファイターパイロットの君」(「空の中」の番外編)
自衛官でありパイロットの光稀を好きになった一般職の高巳。
結婚後は光稀と娘を支える夫となる。「空の中」の番外編なのね。こちらも内容忘れてしまっているのでまた読み返したくなった。
この光稀の勇ましい感じ。「空飛ぶ広報室」の柚木みたいでカッコイイ。
有川さんは実際に自衛隊を取材し、かなり位の高い人たちとも話をフラットに出来るような仲になったという。
そこで色々聞かせてもらった話を様々な作品のアイデアとしているとのこと。
有川さんは自衛隊関連の物語をずっと書き続け、一般の人たちにもそのイメージを柔らかくしたよね。
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クジラの彼と国防レンアイはドラマ化してほしいくらいキュンキュンしました。
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キュンキュンしました♥
表題作の『クジラの彼 』が特に良かったです! -
自衛隊三部作のスピンアウトだからオイラ好みの物語だと思って安心して読んだ。有川ひろのヒーロー観っていい。自衛隊や警察、消防、医療従事者も有事の時に先頭に立つ人たちだ。お世話にならないのがいちばんだけど、万が一のときは彼らがオイラたちを助けてくれる。厳しい縦社会みたいだけど仕事をする際のその指示系統はカッコいい。上長の命令は絶対だ。誰もが与えられた役割を全うすることに集中する。サラリーマンだと愚痴が出たり飲んで憂さ晴らしが必要になるところだ。縦社会にも問題があるけど、国民、命を守るという大義名分が組織をひとつにしてくれる。それが強いが故に他の組織との軋轢もあるのだろう。オイラから見える彼らには金の匂いがしない。ただ、国民、命を守るということのために日々、全力を出しているイメージだ。実にシンプルだ。不器用で愚直な彼らが大好きだし、オイラもそんな風に生きたいと思う。
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自衛隊三部作は未読だけど。きゅんきゅんしたり思わずにやついちゃうような読書がしたい‼︎そんな時は有川さん‼︎と思い読んでみたかったこちらを。表題作が一等良かったので「海の底」読もうかな。冬原さんが素敵だ。期待通りのによによしちゃう糖度の高いラブストーリーでありながらアラサーでも無理なく楽しめる作品でありました!
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大人の恋愛小説。
どのお話も自衛隊の方で、一般の恋愛と違っていて、なかなか会えなかったり、葛藤があったり、
読んでいてキュンとしました笑
そして…この小説を読んで…
いつも側にいてくれて、たくさんの愛をくれる彼とずっと一緒にいたいと思いました。