図書館革命 図書館戦争シリーズ (4) (角川文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2011年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043898084
作品紹介・あらすじ
原発テロが発生した。それを受け、著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当麻蔵人に、身柄確保をもくろむ良化隊の影が迫る。当麻を護るため、様々な策が講じられるが状況は悪化。郁たち図書隊は一発逆転の秘策を打つことに。しかし、その最中に堂上は重傷を負ってしまう。動謡する郁。そんな彼女に、堂上は任務の遂行を託すのだった-「お前はやれる」。表現の自由、そして恋の結末は!?感動の本編最終巻。
感想・レビュー・書評
-
最終巻も激しい戦闘。全巻を通して、有川さんの言葉に対する熱い想いが感じられた。相変わらずの登場人物達の恋模様が可愛いかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく入り込めた一冊でした。
晴れてる日の電車で読んでいて、
駅降りて自然と、
雨止んだンだなって思ったくらい
物語に入りこみました。
終わってしまう寂しさを感じます。-
分かります!
図書館戦争にハマりました一人です。
堂上教官を好きになってしまい(笑)
会いたくて全巻読みました♪分かります!
図書館戦争にハマりました一人です。
堂上教官を好きになってしまい(笑)
会いたくて全巻読みました♪2023/01/20
-
-
有川さん、天才。
ニヤニヤしてしまうので、全巻とも家族に隠れて深夜に読んでました。(笑)
堂上、小牧、手塚、誰がタイプか?なんて話し合える相手が欲しくなりました。
もちろんストーリーがあってこそのニヤニヤです。
最初のほうが理解に難しい文章が多かったのですが、そこを理解仕切ってからの展開がハラハラ、ドキドキ、ニヤニヤ。
一度、有川さんと恋バナしたいなぁー…
なんて変なこと考えてしまいました。
最高。 -
図書館戦争シリーズの最終巻。夢中で読み進めてしまったけど、終わってみても寂しさは無い。爽快感というかなんと言うか。
読んで良かったなって気持ちが凄くある。
本編とは関係がないけど、巻末の児玉清さんと有川浩さんの対話にあった、「図書館が生き物になりました」って言葉を読んで、僕が小説を読んで楽しいって思う部分はここにあるよなって思った。
辞書で調べたり、テレビで見たのとは違う、まるでそこで自分が生きてきたかのような、愛情のようなものを持って、題材にされたものへの触れ方が変わる。
それがすごく面白くて、これからも大事にしたいなって思う。そして、そんな感情を、人に与える人でありたい。 -
まあ、なんていうか物語のほうは置いといて、表現の自由をテーマにこんな小説が成立してしまうという現代はどういう時代なのだろうか。
こんな小説をも許される自由な世界なのか、それとも小説家のアンテナがこういうテーマを選んでしまう危機的な世界なのか。
昨今の石原、橋下某小皇帝たちの言動を見ていると、後者のような気がする。
児玉清の巻末特別対談も最終回になった。どうしても納得いかないのが、ついに最後まで著者は文庫版あとがきでこの対談相手への追悼の言葉を語らなかったことだ。三巻目、四巻目は充分間に合ったはずなのに、である。それが単に著者の美意識ならばいい。検閲ではないが、会社側からの何らかの圧力がないのならばいいのだが。
収録は三月の初めだったという。既に死を意識していたと思うのであるが、それを微塵も感じさせないともかく好きな本を褒め上げ、著者を立てるという姿勢に徹している。ものすごいプロ意識であった。 -
荒唐無稽のSFなれど、検閲や表現の自由と自粛規制という問題を扱った良作。気軽に読めるが、テーマは重厚なエンタメ。
-
映画LAST MISSIONを見終えて即、シリーズ文庫を全巻大人買いしてしまいました。
どうしても、物語の続きが。そして実写化された原作そのものを読んでみたいと思ってしまったのです。
シリーズ完結のこの革命に4冊分の感想を。
まず、驚いたのが想像以上に原作と実写映画の設定や内容が一致していたこと。(勿論、原作のほうがより細やかではありますが)
そして、登場人物が実写の俳優さんのイメージと違和感なく、実写から入った私は、最後まで実写化俳優陣で脳内変換して、物語を楽しみました(笑)
実際に図書館に掲げられている『図書館の自由に関する宣言』
これを見つけたこともそうですが、これを読んでこんな物語思いついてしまうことに、ただただ才能を感じずにはいられません。
ぶっ飛んだ設定だし、ありえないだろ〜と冷静に突っ込んでしまえばそれまでなのかもしれないですが、世の中の殆どの物語が、冷静に考えればありえないものであり、だからこそ小説として、物語として、成立しているのだと思う。 -
シリーズ第4弾にして、本編最終巻。
主題は”表現の自由”、になるのでしょうか。
本編はクライマックスの連続ですので詳細は省きますが、
やはり”情報”ってのは受け手がリテラシーを持って処理できなくてはまずいと、そう思います。
そして、現実世界でもアレな連中が10年近くもしぶとく絡んでる”人権擁護法案”が、
決してフィクションにおさまらない危機感を、喚起させてくれました。
少なくとも、ブラックボックスのまま進ませてはまずいですねぇ。。
個人的には、巻末の児玉清さんの対談が、嬉しくもあり哀しくもありました。
そうそう、稲嶺さんのモデルが児玉さんってのは、凄くイメージがあってますね。
車椅子の仕込みは笑わせてもらいましたけど、、実写でも見たかった!
あ、後は”可愛い酔っ払い”の後日談が気になりますねぇ。。 -
図書館戦争シリーズ最終巻
こいつら超重要任務の最中にイチャイチャしやがって、、、うらやましい。
郁のキャラ読みするっていう発言で、このシリーズをキャラ読みしてるわーって思った。
そう思えるくらいこのシリーズのキャラに愛着が湧いている。
☆4.0
-
周りからすると小さな一歩だが、大きな一歩となる、図書館戦争シリーズ第4巻にして、本編の最終巻でございます。
私も3回目の読了ですが、毎回笑わせて頂いている作品。
長い時間を置いて、3回目でも色褪せない作品。
おそらく10年後再読しても満足しながら読んでるだろうなとわかる作品で、今回また、無事に笑わせてもらってありがとうと言いたいですね。
郁と堂上の恋愛の行方はどうなるのか、あのキャラは、このキャラは?となかなか気になる作品ですが、面白いテーマも潜んでいる作品。
今最終巻は究極の表現の自由の制限に関する戦いとも言えそうな内容でもあります。
テロリストがある作家の小説の内容を参考に小説の手口でテロを起こした場合、その小説家の作品を今後世に出すことを制限したり、今出回っている該当の作品を出版制限できるのか。
で、出てくる結果が本作で話題のメディア良化法がある世界ではおそらくこういう判決が平気で出るだろうという世界になっているのが面白い。
実際どうなるだろうかとかは自分で考えて見るのも面白いです。
そして、郁と堂上がどうなるのかを最後見届けて、さぁ、あとは想像におまかせのはずなのですが、ここまで読んでしまうと、次の『別冊図書館戦争Ⅰ』がおまけであり本番の内容になりますので、4巻読んだあとのお楽しみをいつ読もうか、再読のくせに今からワクワクしております。
それくらい、このシリーズ本編は全体を通して時間をおいても面白い作品だったなと改めて思う作品だと相変わらず思います。 -
電子書籍で
シリーズ一気読み -
守りたいものへのそれぞれの方法、思想、立場、
善意、悪意、願い。
根底がいくら善意に基づくものだからといって
正義の天秤を自分の感情で推し量ることで
悲しい相違や犠牲が生まれる残酷な現実。
とうとう本編としては終わってしまって寂しい。
図書隊として過ごした時間は苦しかったけど
ほんっとにいい人がいっぱいで楽しかった!!!
柴崎じゃないけれど、郁ちゃんの成長に
「這えば立て、立てば歩めの親心」
でも、成長したらしたで寂しいー![笑]
過酷で重い現実と戦いながらも、
恋も友情も、ほのぼのとあったかく
深く繋がったみんなの関係がすごく心地よかった♡
別冊はもっと甘いのかな?楽しみ~♡ -
図書館シリーズ4冊目
郁の護衛シーンからは、一気読み!
1冊の中で、感動したりドキドキハラハラしたり
郁の世界にどっぷりはまれました。
キャラがイキイキとして人間性も魅力的
ベタ甘、大好きなので別冊も読みます! -
ついに読み終わった、図書館戦争シリーズ。
ほんっと楽しませてくれました*
全部ひっくるめて、
今の日本の図書館事情について、
考えさせられる作品でした。
このシリーズを通してたくさんの人が、
表現の自由について考えてくれればいいな♪
一気に駆け抜けるように読めた、
とっても読みやすいシリーズです。
この本は本がほんとうに好きな人にもオススメだけど、
あんまり読書が好きじゃない人にも読んでほしいシリーズ。
おもしろかったです* -
読書記録 2023.03
#図書館革命
#有川ひろ
大規模な戦闘は無いけれど、トム・クランシーのスパイアクションのような攻防だった。半蔵門での別れのシーンは胸が熱くなったよ。
本編はフィナーレだけど、あと2巻おかわりを楽しもう。
#有川浩
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
#図書館戦争 -
図書館戦争シリーズ本編の最終巻。
やっとメインキャラクター2人が結ばれる。
胸キュンシーンもあり、アクションの要素もあり、すごく面白かった。
有川さんの小説で一番好きなシリーズだ。 -
もう本当に彼氏を作ってから読むべきだった
私もこんな甘々な生活を送りたい……!!
内容は相変わらず面白くてサラッと読めました
手塚と柴崎の方も発展してたし、キュンキュンしつつ話の緊迫感にドキドキさせられながら読み終えました
でもやっぱり私にもこんな彼氏(夫)が欲しい〜!!(泣) -
もどかしかった郁と堂上の関係にやっと決着が。よかったよかった。
この巻ではある大きな事件が起きるのだが、任務の遂行のために奔走する郁がとにかくかっこいい。 -
Finally, the boss and his subordinates confirmed their love. I'm happy that.
-
郁と堂上のやり取りが読んでるだけで赤面してくるぐらい、これまで以上にベタ甘でした。恥ずかしすぎる…
個人的に一番笑ったのは、ケータイの代わりに電報で郁たちの状況を報告する場面。ハッピーバースデーが流れている状況とセンサーをむしり取る様子をリアルに想像して1人でお腹抱えてました。 -
落ち着くところに落ち着いた感もあるけど楽しく読めた。有川(ベタ甘)耐性のある読者には堪んないんだろうな、こ
-
4.8
-
図書館戦争シリーズの最終巻(別冊は除く)。
「作家にとって一番大事な作業は、膨大に調べて膨大に捨てる、ということ」「私の場合は調べたことの9割は捨てています」と語る著者に選び抜かれた言葉によって綴られた物語。
図書隊の英知と情熱の行動の結実が少しずつだか歴史を動かしていくことになる。 -
感動しました。