GOSICK II ゴシック・ その罪は名もなき (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044281076

感想・レビュー・書評

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  • 灰色オオカミの伝説。
    「“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する」
    一弥が図書館塔に持ち込んだ新聞のその広告を見たヴィクトリカは、一弥とともに学園を抜け出し小さな村にやってきた。
    ヴィクトリアの母の過去。

    知識の泉で、実はヴィクトリカも同じ質問をしていた、ってキュンとした。
    でも、その答えの意味って……?
    今後も気になる。

  • 【あらすじ】
    「“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する」不思議なその広告を見たヴィクトリカは夜、学園を抜けだし山間の小さな村にやってきた。時が止まったようなこの地で、またも起こった惨劇。それは、かつて彼女の母・コルデリアが巻き込まれた事件と呼応するかのように続いてゆく。そして、最後にヴィクトリカが見抜いた真実とは…!?直木賞作家がおくるダーク・ミステリ待望の第2巻登場。

    【感想】

  • 灰色狼の村で起こる惨劇。ヴィクトリカの母、コルデリアの謎が少しずつ明かされていく。ヴィクトリカと久城くんの絆がますます強くなって……
    久城くん女の子の気持ちに鈍感だから、アブリルちゃん怒ってしまうよね、あの時の気持ちも理解せずに女の子に黄金の髑髏って……(笑)結局髑髏はヴィクトリカのとこに行っちゃうんだけど。
    2巻まで一気に読んじゃったんだけど、あぁ、途中でやめることが出来ない面白さ。どうしよう、寝られない……

  •  シリーズ二作目である。
     前回と比べて、今回はモノローグ(という体裁を取った他者の視点)が減ったことにより、物語の密度がぐっと上がった印象である。この点において、前回より質の良い作品に仕上がっていると思う。
     ジュブナイルとしても非常に出来が良くて、終盤のエモーショナルな展開はお見事。このシリーズの強みだろう。
     前半のネタ撒きと後半の繋がりも良く出来ていて、一冊として非常にまとまりよく仕上がっている。

     名作と言っていいだろう。後半からは読む手が止まらなかった。文句なしの星五つである。

  • 灰色狼の村にゆくの巻。

  • 今回はヴィクトリカの母親のルーツである山奥の村へ行く。
    道中一緒だった若者たちが一人ずつ殺される謎、そしてヴィクトリカの母親が犯した殺人の謎のピースを探していく。

    今回も無事に謎を解いて生還できるのか、そして村と町とを結ぶ唯一の橋を渡ることはできるのか。

    久城がカッコ良くなっているのは気のせいじゃないはず!

  • GOSICKシリーズ
    好み分かれるかもしれないけど 書店でもよく平積みしてあるし
    アニメ化もされたし やっぱり人気のシリーズじゃなですかね^^

    アニメ化のキャラデザは イメージより幼稚すぎたので
    もう少し繊細なタッチが良かったなー^^
    ちなみにアニメは見てませんが・・・ (^^;

    この巻では ヴィクトリカのルーツというか出自・故郷
    (正確には母親の故郷)
    が明らかになるという話 ラストの盛り上がりが素直によかったかな^^

  •  借りて一年。読み終わりました。

     かなりのスロースペースで読みましたが、楽しめました。少なくとも前巻よりかは楽しめました。
     世界観に慣れた、というのもあるでしょうが、今回はすっと入り込んでくる感じでした。

     なんだか私としては簡素に感じていた文ですが、友人にそのことをいってみたら「この人は文章が丁寧なんだ」といわれて、なるほどそういう見方もありか、と思いつつ読んでました。
     やっぱり、そこはライトノベルなんかで読みなれてる分、何か違和感を覚えていたのかもしれません。こういうのが本来の姿なのかもしれません。

    【ストーリー】
     少々登場人物が多くて、途中だれがだれだかわからなくなってしまった。
     けど、前巻よりかはわかりやすく、このGOSICKという作品の世界観の中にある独特な雰囲気が出ててよかった。

    【展開】
     ゆっくりと、でも確かにぐぐっと入り込んでくる。
     徐々に明かされていく謎には気持ちよかった。けど、少し犯人がわかりやすかったかもしれない。
     最後の方の展開はありがちだけど、めでたしめでたしな終わり方。気持よかったですね。

     まだまだレビューというには程遠いけど、もうちょっとわかりやすくしていきたいです。

     このGOSICKという作品。
     元は薦められていなければ読んでいなかったであろう作品。
     少し一冊が長いと感じるかもしれないけど、十分に面白い作品です。
     アニメ化もされてますが、私はそちらのほうはみておりません。
     評価はいいようなので、そちらでみてみるのもいいかもしれませんね。

  • 人が死んでしまったりするところはすごい緊張したけれど
    ヴィクトリカが謎を解いてくれるときは安心しましたw
    ヴィクトリカが久城一弥のこと気になってるのかどうかも気になります!!

    あらすじ…
    〈"灰色狼の末裔"に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する〉
    不思議なその広告を見たヴィクトリカは夜、学園を抜け出し山間の小さな村にやってきた。時が止まったようなこの地で、またも起こった惨劇。それは、かつて彼女の母・コルデリアが巻き込まれた事件と呼応するかのように続いてゆく。そして、最後にヴィクトリカが見抜いた真実とは・・・・・・!?

  • このシリーズは大好きです。^^
    面白かったです。

  •  閉ざされた村で起きた殺人事件。それだけならありきたりなんですが、キャラクターが個性的なので面白く読めました。
     主人公二人が微笑ましいですねv 

  • 「灰色狼」の村で、惨事は幕を開ける。

  • ヴィクトリカの過去に関するアレとかアレとかが明かされてます。必見。表紙のセンスとかも光ってます。

  • 二冊目も貸してもらいました。
    主人公のヴィクトリカの母親の謎に迫ります。

    不思議な村の描写や、この国(て言うか世界)の歴史や文化に触れる感じが好き。現実のようで現実でない、少しパラレルな歴史。なかなか進展しないようで、お互いちゃんと想いあっている主人公たちが可愛らしいです。

    あっさりと読みやすいのに、映像が思い浮かぶ不思議な文章だなぁ。

  • 一巻から間があいての購入だったけど、ものすごくおもしろかった!!!
    ずーっと一生懸命読んでた☆

  •  娘が母の汚名を晴らす話。
     インド風の帽子が不思議なほど似合うヴィクトリカと、その風貌を異様なほどに恐れる兄。それは今や行方の知れないヴィクトリカの母親『コルデリカ』に集約されている。
     コルデリカはかつて幼い頃に大罪をおかして故郷を追放され、ブロワ伯爵との間にヴィクトリカをもうけたものの、かつての大罪が露見し伯爵家を追われる。そして先の世界大戦での暗躍。それらを夫である伯爵は決して赦していない。それは娘であるヴィクトリカに対しても同じ事。故郷での大罪はヴィクトリカによって冤罪であるという事が立証されたが、それ以外の戦時中のあれこれはまだ闇の中。謎は謎のまま。1話目から引き続き、コルデリカの影が見え隠れするものの影は形も見えぬままこの物語は幕を引く。
     妙な文章になってしまったが読後の感想としてはこんな感じ。相変わらずヴィクトリカと一弥は可愛い!ワトソン役の一弥の言葉にほろりとさせられたり、変な所でフラグクラッシャーな言動に『そうじゃないだろう!』とツッコミを入れてみたりしたけれど、この子の存在がヴィクトリカにとっては何よりの宝物なんだろう。

  • 夏休みの宿題も終わってないのに、すごい勢いで読んじゃいました...
    いまだ謎に包まれているヴィクトリカの母親のコルデリアがでてきます(実際にはでてこないけど)
    個人的にはアブリルちゃんの恋応援したいかも!
    今回はちょっと犯人が予想ついちゃいました

著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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